☆☆☆50 福祉用具の仕事における生産性向上の課題は?
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回は
「福祉用具の仕事における生産性向上の課題は?」
というテーマでお話していきます!
■「生産性」ってなに?
そもそも「生産性」って何?
と思われた方もいるかもなので、「生産性」について簡単にお話すると・・・。
「生産性」とは、生産活動を行う際に投入した「リソース量(労働力や資本など)に対して得られた生産物の産出量の比」のこと。
仕事においては、労働時間に対してどれくらいの成果が得られたか、という「労働生産性」のことを言ったりします。
例えば、AさんとBさん同じ作業をしたとして、作業にかかった時間がAさんは1時間、
Bさんは2時間だった場合、AさんはBさんよりも生産性が高い仕事をしている、と言えます。
■徐々に注目される「生産性の向上」
この生産性ですが、徐々に注目されてきています。
みなさんが関わっている介護の分野においても、超高齢化を迎えている現状は続き、今後、お年寄りを支える側の人手不足はほぼ確定路線の状況です。
今までやってきた仕事内容についても、なんの工夫もなく同じようにやっていては、業務の圧迫、時間が足らず満足な対応ができなくなる、残業時間の増加、スタッフの疲弊・・・といった状況に陥ってしまいます。
■福祉用具の会社における生産性向上の課題
福祉用具の会社についても、実際に私もこの業界で仕事をしていて、生産性向上を阻害している課題がたくさんあるように思っています。
例えば・・・
●人手不足
人が足らない、でも求人出してもなかなか人が来ない・・・といった悩みを抱えられている経営者の方もいるのではないでしょうか?
●属人的仕事
人が少ない事業所では、あれもこれも自分でやらなきゃいけない!
商品の手配・納品・引取・商品の調整・アフターフォロー・そしてケアマネジャーへの営業・・・
売上が上がっても、業務が圧迫し感が瞬く間に足りなくなってしまいます。
●アナログなやりとり
これは介護業界全体に言えることですが、必要な帳票は紙でやりとり。
それをケアマネ事業所に取りに行ったり、依頼や相談も電話がメイン・・・とかとか。
スマホやチャットとかを活用したいと思っても、未だにガラケーを使っている事業所もあったりして、
今の時代にそぐわないアナログのやりとりがまだまだ多い状況です。
■福祉用具の会社でできる生産性向上あれこれ
そんな非効率な状況を少しでも打破できるよう、福祉用具の会社でできる生産性向上についてのあれこれについて、
思いつくところをご紹介します!
●ITツールの活用
まずは何より、ITツールを活用してひとつひとつの業務の時短化を図りましょう!
社内・社外も含めてメールやチャットを活用しましょう。
メールやチャットは相手が見たいタイミングで内容を確認でき、確認したらイイネボタンを押せば、送った相手も確認が済んだことを認識できる!
電話については、通話中は相手の時間を拘束してしまうので、緊急時のみ使うくらいでとどめられるといいですね。
●所員同士で連携し合う
なんでも一人でやって結果的に仕事が処理しきれなくなる・・・。
そんな事にならないように、業務を少しでも周りの所員と連携していきましょう。
相手に業務を任せることが苦手な方もいたりしますが、周りの所員は、業務過多で困っている人を助けてあげたいと思っているものです。
相手を信頼して業務を分け合い、生産性向上を図りましょう。
●仕事スキルを上げる
商品のことを勉強して知識を上げる、自分自身のコミュニケーションの改善点を見つけてスキルアップを図る、営業マンとしての提案力や傾聴力を学ぶ、などの自己研鑽は非常に重要です。
コツコツ勉強していけば、気がつくと、同じ仕事をしていたはずなのに、
知らぬ間に時短化できていたり、急激に高い成果につながったりするものです。
●工具の見直し
今使っている工具について、効率的に作業ができるものに見直すことも、実は結構重要だったりします。
・ラチェットを使う
・工具は長いタイプ・短いタイプを使い分ける
・ドライバーは力が伝わりやすい柄のタイプ
などなど・・・同じ作業をしていても、使う工具を変えることで、びっくりするくらいの時短につなげることが可能です!
・・・ということで、今回は「生産性」についてお話しさせていただきました。
私も含め皆さんに与えられた時間は、全員平等に1日24時間です。
限られた時間だからこそ、同じ時間でできることを増やしたり、同じ作業でも時間短縮できるように工夫し、そこから空いた時間で新たなことを始めたりすることで、同じ時間を過ごしていても、
生産性向上により有意義で実のある時間に変換することができます!
皆さんの仕事が少しでも効率化され、空いた時間を使いこなして、
自分の時間を取り戻せる方が少しでも増えるととてもうれしいです!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは
私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)