介護用語ガイド
医療福祉は専門用語が多すぎてよくわからない。そんな方や業界に携わる方向けに、よく耳にする介護用語をわかりやすく解説。
専門用語
- 夜間職員配置
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ホームは夜間の緊急搬送等に備え、複数の職員配置が必要。
3人以上なら1人が救急車に同乗した場合でも、2人が残るので安心。
さらに医療知識のある看護師がいると、医師へのスムーズな連絡に加え、医師の指示に基づく適切な医療措置ができる。 - ADL
- Activities of Daily Living(日常生活動作)の略。高齢者や障がい者の身体能力や日常生活レベルを測る指標。
- ICT活用
- 情報通信技術を活用したホーム。代表的なものとして離床センサー等の見守り機器や職員同士の連携にインカム等を活用している。
- 看取り能力
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本人やご家族の希望により看取り時に延命行為が不要であると承諾を得た場合、
病院に入院せず、住居であるホーム居室で最期まで過ごせる可能性が高いことを指す。 - 人員配置
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要介護入居者1名に対し、何名の直接処遇職員を雇用しているかを示す目安。
例えば2:1は要介護者2名に対し、常勤換算(そのホームの常勤職員の勤務時間:一般的に168時間/月程度)で直接処遇職員1名を現場に配置していることを指す。 - 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
- ホームのご入居者にリハビリを提供する国家資格保持者。理学療法士は主に運動系、作業療法士は主に手足を使った作業系、言語聴覚士は言語や聴覚、摂食・嚥下等のリハビリを行う。
- 柔道整復師
- 業として柔道整復ができる国家資格保持者。ホームでは主にマッサージを担当。
- 介護福祉士
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看護師以外で介護を提供する職員のうち、唯一の国家資格保持者。
ホームにいる介護士は無資格者、介護職員初任者研修修了者、介護福祉士実務者研修修了者、介護福祉士に分けられ、
介護福祉士の資格取得は最も難しいとされる。 - 介護福祉士率
- 介護福祉士率が高いホームは、介護に関するスキルが高い職員が多くいることを示す。
- 管理栄養士
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専門的な知識と技術をもって栄養管理や給食管理を行う国家資格保持者。
ホームでは日々の食事の給食管理、栄養管理を行うほか、ご入居者の栄養指導をする。
介護施設・サービス
- 介護浴室
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要介護状態になった方でも安全に入浴できるような器具を備えた浴室。
移動式のリフトやチェアを備えた中間浴室、ストレッチャーや車椅子のまま利用できる機械浴室がある。 - オンコール体制
- ご入居者の健康状態が急変したときに、ホーム看護師が勤務時間外でも対応できるよう待機していること。
- ユニットケア(フロアケア)
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ホームにおいて、他のご入居者とグループ単位で共同生活を送ること。
職員とご入居者同士が顔なじみの関係になりご入居者に安心感が生まれるため、認知症高齢者の介護に適している。 - 混合型有料老人ホーム
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自立から要介護の方まで受け入れるホーム。
主に自立の方を受け入れ、要介護状態になっても住み続けることができるホームを指す。
介護スタッフ
- 直接処遇職員
- 要介護者のお世話(介護・医療)に従事している職員。介護士と看護師を指す。
その他
- 離職率
- 一般的に、ホームでは年間離職率が20%より低ければ良好とされる(介護の三ツ星コンシェルジュ編集部調べ)。