「もう少し軽ければ…」に応える福祉用具軽量化の進化と課題
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回は、「もう少し軽ければ…」に応える福祉用具軽量化の進化と課題というテーマで書いてみたいと思います。
もう少し軽ければ…に応える「軽量化」の進化と課題
「これ、もうちょっと軽かったらいいのに・・・」
福祉用具のご相談を受ける中で、そんな声を聞くことがよくあります。
たしかに、歩行器や車いすを車に積んだり、家の中で持ち上げたりする場面で、「軽さ」はとても大切な要素です。
最近では、アルミやカーボン素材の進化もあり、本当に軽い商品が増えてきました。
「昔に比べて、ずいぶん使いやすくなったなあ」と、私たちも驚くことがあります。
でも実は、この“軽い”がゆえに気をつけたいポイントもあるんです。
軽くて良い!でも、軽いだけでは不安定?
あるご利用者さんは、「前よりも軽くて助かるわ!」とおっしゃっていた歩行器で、玄関の段差を越えようとして、ふらついてしまったことがありました。
軽量タイプの用具は、確かに扱いやすい反面、軽いが故にちょっとした段差や傾斜で不安定になってしまうこともあります。
特に、体重をしっかり預けて歩く方や、バランスに不安がある方にとって、重量があってどっしりしている福祉用具のほうが安定感があっていいことも多く、逆に、軽い福祉用具はふらつきや危険につながることも・・・。
「持ち運びやすさ」を優先するか、「安定感」を重視するか。
これは、ご本人の身体状況や使う場面によって変わってきます。
「軽さ」が必要な場面もある
もちろん、軽さが絶対にダメというわけではありません。
たとえば、外出用にサッとたたんで持って行けるコンパクトな歩行器が欲しい方や、ご家族が車に積んで移動する機会が多い方にとっては、軽量タイプがすごく便利です。
特に老々介護で介護者の奥様が福祉用具の持ち運びをする力がなかったりした場合は、軽量タイプが必須だったりもします。
実際に、「外用は軽いタイプ」「家の中は安定感重視」など、使い分けを提案することもあります。
大事なのは「使う人に合っているかどうか」
福祉用具の世界には、便利さを追求する工夫がたくさんあります。
軽くなった、折りたたみやすくなった、音が静かになった・・・。
これらの便利さが実現していることは非常にすばらしいことです。
でも最後に大事なのは、「誰が、どこで、どう使うか」。
「軽いからいい」ではなく、「その人に合っているかどうか」が、一番のポイントだと私は思います。
おわりに
「これ、軽くていいね〜」という言葉の裏には、「もっと使いやすくしたい」「介助がラクになるといいな」という、家族の想いやご本人の願いがあります。
だからこそ、その“軽さ”が本当に役に立つのか?という視点で、一緒に選んでいきたいですね。
もし、今お使いの用具で「ちょっと不安定かも?」「軽くていいけど使いにくい?」と思われることがあれば、遠慮なく最寄りのケアマネジャーや福祉用具専門相談員にご相談ください。
その“ちょっとした違和感”こそが、安全な暮らしへの第一歩かもしれません!!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、「介護の三ツ星コンシェルジュ」にて、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは


