福祉用具について

場所別に適している福祉用具をご紹介「寝室」編!

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

今回は
「場所別に適している福祉用具をご紹介「寝室」編!」というテーマでお話していきます!

■寝室で行われる動作

普段なにげなく寝室で動いたりしているその動作ですが、一つ一つの動作を分解していくと、寝室で行われる動作はざっと下記の通りになります。

・寝る
・眠る
・起きる
・立ち上がる
・廊下や別の部屋に移動
・リラックスして過ごす
・食事をとる

などなど・・・
いろいろな動作が行われます。

しかしながら、体が不自由になると、これらの動作の一部ができなくなったりして、
生活に支障をきたしてしまいます。

そんな困った状況を助けるのが福祉用具!ということで、
いくつか代表的な福祉用具を紹介していきますと・・・。

■寝室に必要な福祉用具①介護ベッド

寝室で必要な福祉用具、まずは何と言っても介護ベッドですね。
起き上がりにサポートが必要な方であれば、背もたれが電動で上がり下がりする「背上げ機能」。
ベッドからの立ち座りをしやすくする「高さ上げ機能」。
背上げ時の体のズレを防いだり、足のむくみの軽減に役立つ「足上げ機能」。

これらの機能がついていて、各動作をサポートします!
またベッドに取り付ける手すり「介助バー」も併用すると、起き上がりや立ち上がりがより行いやすくなります!

■寝室に必要な福祉用具②手すり

寝室内や隣の部屋など安全に移動するには、
「手すり」も有効です。

床板がどっしりして安定感のある「置き型手すり」や、
天井に突っ張って使える「突っ張り型手すり」が特によく使われたりします。

■寝室に必要な福祉用具③杖・歩行器

屋内移動をする上で、「杖」や「歩行器」も安全な移動を可能にします。

屋外移動とは違い、狭い屋内での移動となるため、歩行器も屋内に向いているコンパクトなタイプがよく使われたりします。

■寝室に必要な福祉用具④床ずれ防止用具・体位変換器

自力で寝返りができない方や、寝たきりの方など、床ずれリスクの高い方には、床ずれ防止用具や体位変換器が有効です。

床ずれ防止用具は、圧分散効果の高いエアーマットタイプ、自発的な動きも阻害しないマットレスタイプがあり、体位変換器は仰臥位・側臥位の体位変換を補助したり、おむつ介助のサポートなどに役立ちます。

■寝室に必要な福祉用具⑤移動用リフト・スライディングボード・シート

ベッドから車いすへの移乗を補助する移動用リフトやスライディングボード・シートも、介助負担軽減に役立ちます。

これらの福祉用具を使った移乗を行うには、操作のコツが必要なのですが、一度使い方をマスターしてしまえば、介助される方の負担も軽減され、利用者御本人の移乗時の不安も減らすことができます。

食わず嫌いであまり使われていないですが、もっと導入されるべき商品たちだと思っています!

■寝室に置く福祉用具の配置ってとても重要!

これらの寝室に適している福祉用具ですが、特に介護ベッドは寝室のどこに設置するか、よく考えた上で導入する必要があります。
ベッドのどちらから乗り降りするか、トイレから近い位置にするとか、エアコンが直接当たらない位置にするとか、設置したあとの生活に影響しますので、しっかり考えた上で設置するようにしましょう。

ベッドの配置、どうすればいいかわからない、という方は、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に聞いてみてください。
色々なケースを経験されているので、よりあった配置を一緒に考えてくれますよ!

ということで、寝室に必要な主な福祉用具をあれこれご紹介しました。

ゆっくり体を休めたり、リラックスして過ごしたり、良質の睡眠をとったり・・・寝室の環境整備はとても重要です。
介護が必要になった方でも、少しでも快適に日々過ごせるよう、適した福祉用具の導入について、福祉用具専門相談員やケアマネジャーにご相談ください。
きっと力になってくれると思います!

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

ではでは


介護の三ツ星コンシェルジュ

 

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