福祉用具について

とあるご利用者との対応から『変化への適応って大事だな』と思った話

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

今回は
「とあるご利用者との対応から『変化への適応って大事だな』と思った話」
というテーマでお話していきます!

■とあるご利用者との対応から『変化への適応って大事だな』と思った話

以前、こんなことがありました。

毎日元気に過ごしていたおばあさん。
しかし、ある時体調を崩してしまい、立ち座りや歩行もおぼつかなくなってしまいました。

「これまでの住環境では生活が出来ない」「老々介護で見ているおじいさんも高齢で負担も大きい」・・・ということで、
ケアマネジャーさんから介護ベッドや住宅改修での手すり取付などを提案。

しかしながら、おばあさんは「ベッドは嫌!ベッドはいらない!また必要になったら・・・」の一辺倒。
なんとか説得して導入まで漕ぎ着けたのでよかったのですが(汗)

■介護が必要になるタイミングは突然やってくる!重要な「こうなったら」の心の準備

このように、介護ベッドが必要になったり、
もっといえば介護が必要になったりするタイミングは突然訪れることも多いです。

これまで不自由なく過ごせていたのに、急に介護が必要に・・・。
どうすればいいの!!と途方に暮れる気持ちになっても、
介護生活は待ってくれません。

そこで重要なのは、先の生活を見通し、予測しながら日々の生活を過ごすことです。
自分だけはそんな事にならない、なんていう全く根拠のない楽観視は危険です。

自分自身の身の回りにいる知り合いや親族など、色々な方の生活を見て参考にしていくことはとても大事だと思います。
周りの方でこんな状況になったら自分だったらどうしたらいいだろう?
なんて日頃から考えておくことが重要ですね。

■変化への適応ってますます必要に!変化を嫌うお年寄りには酷な時代に・・・

色々なテクノロジーが日々進化し、その進化が人の生活にも取り入れられ、生活スタイルの変化もどんどん加速しています。
そんな生活の中で、進化するいろいろなツールを取り入れられる人と、使いこなせない人での、生活への影響はどんどん出てくると思われます。

使いこなせる人はどんどんツールを使って便利な生活を過ごし、使いこなせない人は不自由な生活のまま・・・。
日を経ていくにつれ、その差はとんでもなく広がってしまうことでしょう。

とはいえ、お年寄りになってから、そんな新しいツールは使いこなせない!
なんて言う人もたくさんいると思います。私にはスマホは必要ない・・・なんていう人も未だにいたりします。

しかしながら、今やガラケーもサービスを停止し、強制的にスマホを使わざるを得ない状況に。
このような状況は他のツールでもこれから出てくると思います。

歩踏み出すことを躊躇し先延ばしすることで、結果的に待ったなしで逃げ切れない状況になってしまうことがこれからも起こり得る、ということを覚悟していく必要があるように思います。

■今からでもできることを増やしていく積極性が必要

ということで、少しでもいいので、これまでできなかったことをできるようにしていく、
新しいことにチャレンジしてみる、という一歩がとても重要です。
そんな大きなことでなくてもいいので、小さいちょっとした挑戦からやってみてはどうでしょう?

「今日が人生で一番若い日」という言葉、私はとても好きです。
新たな挑戦も一歩勇気を出して始めてみた日から考え方や生活が前を向いて進み出します。

介護ベッドなどの福祉用具は、その方の生活スタイルをガラッと変えるきっかけになる道具なので、長年の生活スタイルからの変化について、なかなか受け入れてもらえないことがあったりするのですが、生活の変化についても、少しでも柔軟に考えていってもらえるとありがたいです!

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

ではでは


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介護の三ツ星コンシェルジュ編集部

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