レクは週13回 自社PTによる体操は毎日実施「介護付有料老人ホームぽぷら」
「『アクティビティの充実』。
何よりも、これが評価されての今回の三ツ星獲得だと考えています」
ぽぷらが運営する「介護付有料老人ホームぽぷら」の川口貴司施設長は開口一番こう語ります。
開設は2005年。
居室数84という比較的大型のホームです。
入居金は210万円・月額費用は15万円と手ごろな価格で入居できることもあり、スタッフも入居者を「○○様」ではなく「○○さん」と呼ぶなど、家庭的で親しみやすい雰囲気を大切にしています。
アクティビティは日曜日の午前中を除く、毎日午前・午後に1回ずつ行われています。
午前中は自社の理学療法士による体操やゲームなどが行われています。
午後は介護スタッフが担当するレクリエーションで、カラオケ機器に搭載された脳トレーニングやゲーム、運動などが行われます。
体を動かす機会を多く設けることで、ADLの維持・改善を実現しています。
新型コロナウイルス感染症が流行するまでは、ボランティアなど外部講師も多数活用し、入居者を飽きさせない工夫をしていました。
イベント・アクティビティが充実
また、自慢のアクティビティの一つが新型コロナ流行前までは毎月1回実施していた「外食・買い物ツアー」です。
利用者から「〇〇に行きたい」「□□を食べたい」という希望があれば、それに応じてツアーを企画・実施してきました。
日常のアクティビティだけでなく、夏祭りやクリスマスなどのイベントが充実していることもホームの特徴です。
例えば、敬老の日にはスタッフ有志による劇が披露されます。
ちなみに2020年の出し物は「おおきなかぶ」。
当日のナレーションは入居者が担当したそうです。
また、社長がイベントの様子を見に来ていましたが、急遽飛び入りでエキストラとして舞台にあがるなど、立場を越えて皆で楽しみました。
「多忙な業務の合間を縫ってのイベントの企画や準備、劇の練習、そして当日の成功体験がスタッフの一体感を生み出し、モチベーションの向上に繋がります。
結果として離職率の低下につながっていると実感しています。
もちろん、それ以外にもスタッフの誕生日には手当を支給するなど、処遇の改善にも力を入れています」
お食事にもこだわりを!
食事へのこだわりもホームの特徴のひとつです。
外部事業者に委託する形ですが、ホーム内の厨房で一から手作りし、常に出来立ての食事を楽しむことができます。
毎月1回メニュー会議を行っており、入居者の要望に可能な限り対応するようにしています。
また、米や果物(いちご)などの食材はホームに隣接する農園より直接仕入れています。
ここで栽培される米は「大阪エコ」農産物の認証も受けています。
この農園は社会貢献に力を入れており、地域住民などに向け田植えの体験会をはじめとする様々なイベントも行っているそうです。
季節行事やレクリエーションの充実、美味しい食事、敷地内には四季折々の花が咲きます。
そして医療と看護・介護が連携した看取り体制。
アットホームな雰囲気の中、最後を迎えるその時まで楽しく安心して過ごす事が出来る施設を目指しています。