老人ホーム訪問記

自然豊か!明るい南向きの斜面に立つホーム「ささゆりの宿り」

大阪府北部の丘陵地帯、箕面市と茨木市にまたがって開発された「彩都」は、豊かな自然と多くの学術・研究機関に囲まれた、静かで落ち着いた雰囲気のニュータウンとして人気を博しています。

「ささゆりの宿り」は、その彩都の明るい南向きの斜面に立つ住宅型有料老人ホームで、開設は2019年6月です。
運営会社のMSCでは、このほかに豊中市と神戸市で高齢者住宅を運営しています。

MSCは2015年に訪問看護事業所のレセプト代行を目的に設立された企業で、現在は訪問看護事業所の総合的な経営支援を行っています。

また自身で訪問看護事業所も経営しています。
「ささゆりの宿り」もそうした同社の訪問看護経営の豊富なノウハウを基にした、医療対応の充実が大きな特徴となっています。

45室でも看護師2名体制 医療対応の手厚さが人気

看護師は24時間常駐。
日中は2名常駐しています。
「定員45人規模の高齢者住宅で看護師2名体制をとっているところはあまり例がないのではないでしょうか」と同社事業統括部介護担当の小林亨氏は語ります。

また、社内には理学療法士がおり、週に1回ホームを訪問して個別リハビリテーションを行っています。
「病院ではありませんので提供できる医療には限度はありますが」、とのことですが、胃ろう、人工透析、痰吸引、在宅酸素、ALSなどの医療的措置が必要な人や、HIV、結核、肝炎などの感染症患者の受け入れも可能です。
現在の入居者のうち4割弱がこうした人たちです。
平均要介護度は3.7と住宅型有料老人ホームとしては高くなっています。

とは言っても、病気で身体的には不自由な状態になってはいますが、意思疎通などの面では支障がない人が多いため、アクティビティの充実などにも力を入れています。
特にクリスマスなど毎月1回のイベントは新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも、感染防止策と看護師による入居者・スタッフの健康チェックを徹底した上で、休むことなく継続的に実施しました。

元々スタッフの中に、こうしたイベントの企画・運営を得意とする人がいたこともあり、全て自社スタッフだけで対応していたことが、コロナ禍での継続を可能とし、入居者のQOL向上につながりました。

外部事業者への委託ながら、ホーム内の厨房で調理師が調理する食事も自慢の一つです。
同社が運営する他の高齢者住宅では、見学時に試食をした家族がその味を気に入って入居に至ったケースもあるそうです。
ちなみにスタッフも毎日同じ食事を定額の自己負担で食べることができ、福利厚生にもなっています。

また、高級住宅地として知られる箕面にしては「敷金10万円・月額費用約12万7000円」という手頃感のある入居費用も、他の高齢者住宅との差別化ポイントのひとつです。

開設以来ほぼ満室が続いており、時にはウエイティングもでる人気のホームとなっています。

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