老人ホーム訪問記

「日常の延長線上の暮らし」を提供。「老人ホームらしいホーム」がモットー

「当社が運営する高齢者住宅の中でも『もっとも高齢者住宅らしい』のがドマーニ神戸だと思います」と語るのは入居ご案内グループの中井リエさん。

住友林業グループのスミリンケアライフは、自立の人でも入居できる高齢者住宅を兵庫県内で4棟運営していますが、ドマーニ神戸はその中でも1995年の開設と最も長い歴史を持っています。
開設以来ずっと入居している人や、「亡くなった両親もここでお世話になっていました」と親子2代で入居する人もいるそうです。
自立者向けの一般居室と介護居室からなり、まずは一般居室に入居してもらい、介護が必要な状態になったら介護居室への転居が可能というコンセプト、1.5対1以上の手厚い人員配置、看護師24時間常駐、クリニック併設などと言う点は、他の3つと一緒です。

「電車で三宮まで買い物や映画に行くなどアクティブに毎日を過ごしたい、という方よりも『安心・安全な場所で静かに暮らしたい』とおう方にお勧めです。

他の3物件が、どちらかと言えばホテルライクで非日常感を楽しむのに対し、ドマーニ神戸は『日々の暮らしの延長線上の生活』を提供しています」「『自分が要介護になるなど考えられない。なったとしてもずっと先のこと』という方ではなく『介護を自分自身の問題として真剣に考えるようになった』という方の問い合わせ・入居が多いです」

このため、入居時の平均年齢も80代半ばと他の3物件に比べれば高くなっていますが、近年はパートナーがいない70代男性が「やはり一人だとこの先何かと不安だ」と入居を申し込むケースが増えているそうです。

入居時の年齢が比較的高く、介護居室があるとはいえ、基本的には「一般居室で出来るだけ長く生活してもらう」ことをモットーにしており、清掃や洗濯、買物代行などの生活援助、入浴介助・排泄介助・移動介助など身体介護をはじめとする介護保険サービスを一般居室にいながら受けることができます。

コロナ禍で入居者が運動不足にならないように、また館内でも退屈せずに過ごせるようにアクティビティの充実にも力を入れています。

自社のPT・OTによるオリジナル健康体操は毎朝1時間みっちり行います。
参加者は毎日40名ほど。参加者によると「ラジオ体操よりもずっとしっかり身体を動かしている」そうです。

またコロナ禍で新たに始めたアクティビティが広い館内を活用したウォークラリー。チェックポイントに設けられたかなり本格的なクイズを解きながら館内を巡るこのイベントは実に18回も開催されているそうです。「頭と身体の両方の体操になるということで、すっかりイベントとして定着しました。コロナ収束後も続けていくことになるかと思います」

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