福祉用具について

入浴時の転倒防止にすべり止めマットを導入しましょう

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

今回は
「入浴時の転倒防止にすべり止めマットを活用しましょう」
というテーマでお話していきます!

■浴室内は危険がいっぱい!

気持ちよく入浴して体も心もきれいに!
人間にとって「入浴」は、清潔を保ち、スッキリ気分良く日常生活をしていく上でかけがえのないものです。

しかしながら、足腰が不自由なお年寄りにとって、入浴機会は、ふらつき・転倒・ケガのリスクと隣り合わせだったりします。
たとえば・・・

●浴室入り口の段差

新しい住宅であれば浴室入口もバリアフリー、という住宅も増えてきていますが、古い住宅だと、
浴室入り口には大きな段差が・・・。

段差をなんとかまたいだ先には滑りやすい洗い場の床で、転倒のリスクがあったりします。

●滑りやすい洗い場の床面

洗い場の床も水に濡れて滑りやすかったりします。
洗い場で体を洗って立ち座り動作をしたり、洗い場内を歩いて移動する際も転倒のリスクがあります。

●浴槽マタギ動作

浴槽をまたぐ動作も注意が必要です。
洗い場の滑りやすい床面からまたぐ動作自体もふらつきのリスクが有り、
さらに洗い場床と浴槽底面の高さが違う設計の浴室も多く、転倒のリスクがつきまといます。

●浴槽内の立ち上がり動作

浴槽でゆっくり湯船に浸かってリラックス・・・とても気持ちいいですが、
滑りやすい浴槽底面から立ち上がる動作を行うのも、足腰の弱いお年寄りにとっては大変労力がかかる動作だったりします。

お湯をたっぷり張った浴槽で立ちそこねてしまい転倒・・・一つ間違えると溺れてしまうリスクもあり注意が必要です。

■安全に入浴するために必要なのが「すべりどめマット」

ということで、入浴時は転倒のリスクが至るところに・・・!
そんな転倒リスクを防ぐ上でとっても有効なのが「すべりどめマット」です!

裏に吸盤が付いているタイプと、置くだけで使えるタイプがありますが、おすすめなのは置くだけタイプ!

吸盤の吸着を気にする必要がある吸盤タイプよりも、置くだけで使えるので設置もらくらく!
昔は浴槽内で使うタイプがほとんどでしたが、今は浴槽内も洗い場もどちらでも置くだけで使えるタイプが増えており、
使うスペースに合わせてハサミでカットして使えるものもたくさんあり、とっても便利です!

写真出典:アロン化成株式会社『おく楽すべり止めマット AR』
(最終アクセス2023年8月4日 掲載許可済み)
https://www.aronkasei.co.jp/anju/products/nyuuyokukaigo-bathgoods/1004044/

■ちなみに・・・入浴用具は赤い色のものが多い理由

ちなみに、入浴用具って赤い色のものが多いのですが、なぜ赤が多いか、というと、ずばり
湯けむりの中でも視認しやすいから。

お年寄りは目も悪くなってきて、健常者に比べて色の識別する力も落ちています。

そんな方でも視認しやすい色が赤色なのです。
ご存じの方も多い小ネタですが、念のためにご紹介させていただきました・・・。

・・・ということで、今回は「入浴時の転倒防止にすべり止めマットを活用しましょう」というテーマでお話しさせていただきました。

入浴は誰にとっても、心も体もリラックスできるとても心地よいものであってほしいと思っています。
体が不自由になっても、これまでと変わらず安全に気持ちよく入浴ができるよう、ぜひすべりどめマットを活用しましょう!


というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

ではでは


私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)

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