福祉用具について

防水シーツの種類あれこれ

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

今回は 「防水シーツの種類あれこれ」というテーマでお話していきます!

■防水シーツの種類あれこれ

ベッド上で尿を漏らしてしまった!失敗してしまった!というケース、介護の現場ではよくあるシーンですね。
そんな時に役立つのが、「防水シーツ」。

防水シーツには、実はいろいろな種類があり、それぞれの使う上でのメリット・デメリットがあったりします。
ということで、防水シーツの種類・特徴をお話してみますと・・・

■防水タイプと撥水タイプ
まず、防水シーツには「防水」タイプと「撥水」タイプの2種類があります。
厳密に防水と撥水って何が違うのか、ちょっとわかりづらいかもしれないのですが、簡単に言えば、

●防水タイプ
・表面で尿を吸収し、吸収した尿を裏面部分で完全防水。
・ムレにくい。
・伸縮性があり寝心地が良い。

●撥水タイプ
・表面で防水(水を弾く)。
・濡れた部分に圧が掛かると裏面まで漏れてしまう可能性あり。
・ムレやすい。
・伸縮性がなく寝心地は悪い。
・殺菌消毒は楽に行える。

という違いになります。

防水タイプの方が防水機能としては当然優れており、
逆に撥水タイプは水の量が多いと、裏面まで浸透してしまうリスクがあります。

■全面サイズと部分サイズ

サイズについては、全面サイズと部分サイズがあります。

・全面サイズ・・・全面をカバーするタイプ
・部分サイズ・・・腰の部分のみをカバーするタイプ

全面サイズは広い面で防水するので、漏れた際も安心ですが、通気性は悪くなります。
逆に、部分サイズは腰部分のみを防水するので、寝る位置や尿量によってはシーツでカバーできないケースも有ります。
ただ、通気性は全包タイプよりも良くなります。

■洗濯する際の注意点

・シーツについた尿を水で流しておく・・・いきなり洗濯機にかける前に、汚れた部分を水で流しておくようにしましょう。
・ネットに入れて洗濯・・・シーツが傷んでしまわないように、洗濯ネットに入れてから洗濯をするようにしましょう。

※シーツによって洗濯機で洗えるもの洗えないもの、乾燥機で使えるもの使えないものがあったりしますので
購入前にメンテナンス方法について念の為にご確認ください。

ということで、防水シーツについてご紹介しました。
介護において、ベッド上での尿もれや食べこぼしなど、介護者の方の掃除や後処理の作業負担は大変苦慮するものです。
とはいえ、当然ですがご本人もわざと尿もれしているわけではないですし・・・。
そんな状況で、介護者の方の負担が少しでも軽減されるよう、
防水シーツを有効的に使っていくといいと思います!


というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

ではでは


介護の三ツ星コンシェルジュ

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