介護職員の方にぜひ使ってほしい福祉用具の機能
- 掲載日 : 2023年10月17日
- カテゴリ : シニア向け商品 > 福祉用具について
- タグ : 福祉用具、 介護用品
- 連載 : 福祉用具屋さんの役に立つ情報
- ライター : 福祉用具屋さん(介護用品スタッフ1号)
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回は
「介護職員の方にぜひ使ってほしい福祉用具の機能」
というテーマでお話していきます!
■介護職員の方にぜひ使ってほしい福祉用具の機能
介護職員の方は日々ご利用者のケアで大変。
本当に頭が下がる思いです。
しかしながら、実際の介護施設の現場にお伺いした際など、福祉用具を使っているシーンを見かけるのですが、福祉用具を使いこなせていないケースを見かけたりします。
せっかく便利に使える機能が各福祉用具にはあるので、
「少しでも日頃の介助を楽に行ってほしい!」ということで、福祉用具でぜひ使ってほしい機能をいくつかご紹介します!
■介護ベッドでぜひ使ってほしい機能
介護ベッドでは、介助作業をベッド機能で賄える部分がたくさん!
ぜひ有効活用してもらいたいです。
起き上がり補助の背上げ機能や、
かがんで作業をせずに済むよう床高の高さ上げ機能はぜひ使ってもらいたいです。
背上げ機能も、最近の機種では1ボタンで体が足側にズレにくい機構のモノが出ているので、是非活用してもらいたいです。
ベッドの寝位置がズレてしまうと、元の位置に戻す作業が結構労力がかかったりするんですよね・・・。
■車いすでぜひ使ってほしい機能
車いすで使ってほしいのは「移乗」「姿勢」の2つに関する機能です
●「移乗」に関する機能
移乗面で使ってほしい車いすの機能は、足台スイングアウト機能・肘掛け跳ね上げ機能です。
これを使うことで、ベッド・車いす間の移乗にかかる労力がとても少なく済みます。
●「姿勢」に関する機能
姿勢面で使ってほしいのが、足台・肘掛け・背もたれの張りなどの調整、座面のクッション併用です。
よく車いす上で姿勢が崩れている方を見かけたりしますが、車いすが体に合っていなかったり、
長時間の座位が苦痛でそこから逃れるために
姿勢を変えて結果的に崩れた姿勢になっている人が多かったりします。
施設などにある車いすはあまり機能がついていないものも多いですが、
せめて足台の高さは利用者の足の長さに適切に合う設定にして、
クッションも併用して少しでも快適な姿勢で座れるようにしてもらいたいと思います。
そうすれば、都度姿勢の崩れをもとに戻す介助作業の手間も減るかもしれません!
■移乗用具(介護リフト・スライディングボードやシート)をぜひ使ってほしい
移乗用具(介護リフト・スライディングボードやシート)は使い方にコツが必要なので、
なかなか実際に導入されているケースは少ないのが現状ですが、本当はぜひ使いこなしてほしいと思っています。
移乗の介助負担ってめちゃめちゃ大きいです。
無理に人力で移乗作業をすることで、腰痛を引き起こし、介護の仕事ができなくなってしまった・・・
なんてことが実際に起こったりしているのです。
移乗用具は、介助者にも、利用者にも、とても優しい福祉用具です。
個人的にも介助者の方には「とにかく体を壊してほしくない」と強く思っているので、
ぜひ移乗用具についてまずは興味を持ってもらいたいです!
・・・ということで、今回は「介護職員の方にぜひ使ってほしい福祉用具の機能」についてお話させていただきました。
日本の介護は、日々頑張っている介護職員の方によって支えられていると思っています。
そんな介護職員の方が、いつまでも生き生きと働けるよう、
福祉用具で補える機能はぜひ活用していただきたいと強く思っています!!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは
私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)