老人ホーム訪問記

食事、リハビリ、認知症対応、サービスの良いホームを目指して ロイヤルホーム柴原

サービス付高齢者向け住宅ロイヤルホーム柴原は、豊中市内でも緑豊かな柴原町に立地する全61室5階建てのホームです。
近隣でもリハビリ、食事、アクティビティ等のサービスが良いと評判のホームです。

今回は、サービス提供を担当されている(有)ハートフルケアの三宅圭一社長にお話をお伺いしました。

利用者さんだけでなく職員にも優しいホーム

同社は元々薬局を中心に運営して来られましたが、近年は同ホームの他、茨木、箕面と北摂エリアに計3箇所のホームを運営。
今後も柴原駅前、池田五月丘、吹田駅前、健都の出店が決まっており、北摂エリアを中心に順調に展開されておられます。

ホーム運営に関しては「看護、介護サービスを充実するのは勿論、食事、リハビリ、認知症対応に力を入れています。」と三宅社長は語ります。

同ホームで評価されている点の1つは、職員の離職率が低いこと。
これに関しては「薬局経営の経験から、医療職に比べ低賃金である介護職の賃金の引き上げ、人間関係のトラブル防止のための相談窓口の設置、インカムシステムの導入で職員全体が入居者のトラブルを共有することで直接対応する職員の精神的負担の軽減等で気持ちよく働いてもらう職場環境の導入等が効果を発揮しているのでは。」と同氏。

更に新設の茨木地点では、全室に「眠りスキャン※パラマウンドベッドが開発した介護施設向けの睡眠状況把握システム」を導入するほか、記録システムも全職員にタブレットを配布し転記時間の短縮を図る等、介護職員を守るためには投資を惜しまない経営姿勢が伺えます。

月に1回「はーとの日」を実施

サービス提供に関しても、認知症対応、アクティビティ、リハビリ等が評価されています。
認知症対応に関しては、ユマニチュード(※フランスで導入されている認知症の方の心をつかむケア技法)の導入と全職員への教育の実施、リハビリに関しては、専門職の理学療法士による個別リハ、集団リハの実施の他、提携医療機関の医師と連携することによるプラスαのリハビリサービスの提供。

アクティビティに関しては、日々のレクリェーションに加え1月に1回を「はーとの日」と名付け、地域の演奏家等に音楽会を開いてもらい音楽療法を導入する等「笑顔は連鎖する」という考えのもと、様々な取組みを行っておられます。

しっかりとした食事摂取でフレイル症状の予防に!!

三宅社長がホーム運営で最も力をいれておられるのが食事。
「自分が入居するなら食事の良い施設に入りたい」という信念のもと、和食の料理人を雇用し自家調理されています。

「80歳になれば20歳の時より甘味や旨味を感じる力が10分の1に低下します。
一般の病院食や施設食では、ご高齢者は味を感じない。
ですから味付け、特にすっぱい、辛い、甘い、にがい、塩辛いの5つに関してはしっかりと味付けをするようにお願いしています。
食事はとにかく9割お召し上がりいただくことを目標に提供しています。
食事をきちんと摂ることで、眠りも深くなりますし、便通もよくなる、そして身体がしっかりすることで高齢者特有のフレイル(※身体機能や認知機能の低下)症状の予防にも役立ちます。
ここをしっかりすることで、高齢者の生活全ての改善につながります。」と三宅社長。

流石に医療業界に永年携わってこられた薬剤師さんの言葉ですね。
この意気込みで、北摂エリアを中心に医療・介護が充実した低価格型のホームを拡げて行っていただければ良いですね。

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