1995年開設 長い歴史を持つホーム「ドマーニ神戸」
住友林業グループのスミリンケアライフは、兵庫県内で自立の人でも入居できる高齢者住宅を4棟運営していますが、その中でも最も長い歴史を持つのが神戸市の介護付有料老人ホーム「ドマーニ神戸」です。
開設は1995年。
なんと開設以来ずっと入居している人もいるそうです。
ホームは自立者向けの一般居室195室と介護居室58室からなります。
元気なうちに一般居室に入居し、介護が必要な状態になったら介護居室へ移り住む、という住まい方をする人が多いですが、直接介護居室に入居する方も中にはいらっしゃいます。
「実質の人員配置は1.3対1という手厚さに加え、看護師が24時間常駐し、夜間でも2人体制を確保しています。
さらにクリニックがテナントとして入っていますので、他の高齢者住宅では生活が困難な方の受け入れでも可能なことが介護居室へのニーズに繋がっていると思います」と入居ご案内グループの久井亮さんは語ります。
充実の共用部で退屈知らずの毎日
認知症ケアにも古くから力を入れて来ました。
介護居室のある壱番館3階の認知症ケア専門フロアでは、2009年から「ふるさとプログラム」と称し、昔懐かしい風景の壁画を描いたり、足踏み式ミシンなど昔懐かしい道具を展示したりするなど回想療法に取り組んでいます。
しかし、やはりこのホームの魅力は元気なうちに入居したからこそ実感できます。
実際に、現在の入居者のうち約110人が要介護・要支援認定を受けていません。
一般居室の広さは約34平米~約104平米までと幅広く、自分のスタイルに合った暮らしが行えます。
スミリンケアライフの運営に代わってから、住宅メーカーである親会社住友林業のノウハウを用いて、随時内装の全面リノベーションを行っています。
特に寝室については壁に木質の素材を用いたり、間接照明を導入したりして、質の高い睡眠ができる工夫がなされています。
一方、共用部には大浴場、AVルーム、マッサージルーム、アトリエ、ビリヤード・ダーツルーム、図書ルームなどがあり、アクティビティや個人の趣味活動などに用いられています。
ホームには茶道、俳句、フラダンスなどの同好会・サークルがあり、中には入居者自身が立上げ、運営しているものもあるそうです。
アクティビティも充実!
アクティビティについては、ほぼ毎月実施していたコンサートや、人気の歌声喫茶などは新型コロナウイルスの感染拡大を受け休止しましたが、衣類や食料品を販売する出張デパートは継続して行っており、入居者にとっても大きな楽しみとなりました。
また、同様に秋の文化祭はコロナ禍でも実施しました。
入居者の中には趣味で陶芸や絵画、俳句などを嗜む人が多く、文化祭で皆の前で作品を披露できることを大きな楽しみにしているそうです。
「コロナ禍で外出を自粛する方も大勢いましたが、館内に多くの楽しみがあるため、特にストレスを感じたり、運動機能が低下したり、などといった様子は見られませんでした」