森ノ宮駅徒歩4分の好立地 ホームから出勤も「交欒 森ノ宮」
大阪府内で「自立の人も入居できる高級ホーム」というと、郊外に立地していることが多いですが、ユニマット リタイアメント・コミュティが運営する介護付有料老人ホーム「交欒(まぜらん)森ノ宮」は、3路線が利用可能なターミナル駅森之宮より徒歩4分、大型ショッピングモール「キューズモール森ノ宮」に隣接するという都市型立地のホームです。
ホームから出勤している入居者もいるそうですし、新型コロナウイルス感染症が拡大する前は、キューズモールに買い物に行ったり、道路の向かい側にある大阪城公園に散歩に行ったりする入居者の姿が自然に見られました。
また、ユニークなのは、入居者の3分の1が開業医であるということです。
宮島良浩支配人は「医師は職業柄多くの人の終末期や死の様子を見てきたこともあり『自分はどのような最期を迎えたいか』という希望をもっています。
入居後に当ホームのターミナルケアや看取りに対する姿勢を見て、『ここは自分の希望を叶えてくれる』と知人の医師を紹介するなどして、次第に医師の入居が増えていきました」と、その理由を語ってくれます。
入居者の3分の1が「医師」
実際、交欒 森ノ宮は自立の人が入居できる一方で、看護職員が24時間常駐するほか、理学療法士と言語聴覚士が1名ずつ常駐、作業療法士も在籍しているなど手厚い人員体制で、毎日医療行為を必要とする人以外は受け入れが可能となっています。
一例としてALS(筋萎縮性側索効果症)の方が入居されています。
2017年開設と歴史が浅く、48室と決して大型ではないホームですが、2020年だけで3名の入居者をホーム内で看取っています。
また、入居者の3分の1が医師ということは、他の入居者にとっては「健康や病気に関する相談を気軽に行えるので安心」というメリットにもなります。
実際に、新型コロナが流行する以前は、入居者の医師が講師を務める健康講座などが行われたこともありました。
目覚めに1杯!脳と体に刺激を与えて...
「毎朝、朝食時には全員に1杯の『出汁』が提供されます。
目覚めに出汁を口にすることで、脳と体に刺激を与え『これから食事を採る』という気持ちにさせることができます。
出汁の上品な香りは、当ホームの朝の風物詩となっています」
この自慢の食事については、見学時に試食することも可能ですが、昼食時間帯以外などの見学で対応が難しい場合には、メニュー表や盛りつけた写真を見せて説明するそうです。
それでも「食事が素晴らしいので、ここに決めます」という声がでるなど十分なアピール効果があるそうです。