福祉用具について

☆☆☆11 実は細部まで進化している福祉用具

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します

今回は『実は細部まで進化している福祉用具』
というテーマでお話していきます!

日頃のメーカーさんの開発努力により福祉用具は日進月歩で進化しています

一般的な目線だと意外と知らないことも多いのでは?
と思ったので今回のコラムで紹介してみたいと思います

もしご存じない方が見えましたらぜひ参考にしていただければ^^

■進化している福祉用具①車いす(6輪タイプ)

車いすといえば一般的に大きな後輪と小さな前輪の
4輪タイプをイメージされると思いますが
実は6輪タイプがあるのをご存じでしょうか

小さな車輪が前と後ろについていて大きな車輪が真ん中についている
という仕組みです

一般的にはあまり認知されていないのですが
6輪タイプの車いすは一般的な車いすに比べて
・抜群に小回りが利く
・漕ぎやすい
といったメリットがあります

特に狭い屋内での車いす操作で困られている方にとっては
とても重宝する機種です!

写真出典:株式会社ミキ「コンパクト車いす SKT-5」(最終アクセス 2021年12月3日 掲載許可済み)
https://www.kurumaisu-miki.co.jp/wheelchair/compact/skt5.html

■進化している福祉用具②エアーマット

床ずれを防ぐための福祉用具として
たくさんの方に使われている「エアーマット」
こちらも進化してきています

エアーマットといえば
一般的には中身を空気で膨らませるマットレス
というイメージかと思いますが
今ではエアーマットの機能もどんどん高度化してきています
・ベッドの背上げ角度に合わせて自動で空気圧を調整できる機能がついていたり
・マットレスのセンサーからご利用者がベッドからずり落ちたり
といった何かしらの動きがあった際にアラームで家族にお知らせする機能がついていたり
・自然な体位変換を繰り返して圧を逃がす効果があったり…

従来のエアーマットから飛躍的に進化を遂げています!

■進化している福祉用具③ポータブルトイレ

たくさんの方が利用されているポータブルトイレですが
排泄後の汚物の処理がたいへんだったり
ニオイが部屋に残ってしまったりしますよね

そんな悩みを解決する商品も出てきています

バケツにはラップがついていて排泄したら凝固剤で汚物を固めて
ボタン操作でラップを密封そのまま捨てられる!
バケツを洗う必要もなく
ニオイも抑えることができます!

■進化している福祉用具④介護ベッド

介護ベッドは基本的に
「背上げ」「足上げ」「高さ上げ」の
3つのモーターで出来ています

それぞれの動きで
ズレない背上げや離床・介護がしやすくなるのですが
こちらもどんどん進化中!

いまでは
専用のスマホアプリをダウンロードすることで
スマホで遠隔でベッド操作ができたり
ベッドのボタンで
違う部屋にいる介護者を呼び出すことができたり
福祉用具事業者が定期メンテナンスをする際に
ベッドの使用状況を確認出来たり
ICTを活用した機能が出てきています

■進化している福祉用具⑤電動車いす

車いすにモーター機構がついた電動車いすですが
こちらは遠隔操作が進んでいて
病院や空港などで『自動運転システム』が
取り入れられたりしています!

例えば空港では
行先の搭乗口を指定するとそこまで自動運転で移動できる!
そして降車後は
自動で元の場所まで戻るとのこと!!

このように福祉用具は日々進化を続けており
古い機種をずっと使い続けている間に
実はもっと便利な機種がたくさん!
もっと早くに知っておくべきだった!
なんてことがあるかも…

ちなみに今回ご紹介したものも含め
福祉用具の選定は専門知識を持った地域の福祉用具専門相談員に
ぜひご相談ください
きっと最適な選定を行ってくれると思います!!
(正直私たちも進化する福祉用具を理解するためついていくのに必死です!)

というわけで
最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからも
福祉用具にまつわるコラムを
定期的に投稿していきますので
どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは



私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)

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