老人ホーム訪問記

医療法人とのグループ運営による有床総合クリニックと密な連携「アーバニティ若水」

医療法人グループという強みを活かした良質な医療と介護の提供が評価を受けているのが、㈱アイネットケアサービスが運営する住宅型有料老人ホーム「アーバニティ若水」です。

グループである医療法人惠和会は、JR住道駅前で内科、循環器・呼吸器内科、皮膚科、耳鼻咽喉科など7つの診療科目を有するクリニックを運営しています。
ホームはそのクリニックから徒歩2分の場所にあり、入居者の殆どの疾患に対して対応しています。
クリニックには病室もあるので入院も可能です。

また、ホームには看護師が24時間体制で常駐していますので、日々の健康管理は勿論、緊急時も迅速に対応できる体制となっています。

「『末期がんで余命3ヵ月』などの状態で入居してくる人もいます。
ホームで食事をして、程よい運動とイベント等の楽しみを感じながら規則正しい生活をしていると、皆さん余命宣告期間よりもずっと長く過ごせるようになります。
中には余命宣告を受けて入居した後、2年半住んでいた方もいました」と高橋辰美施設長。

最期は本人や家族が病院搬送を希望しない限りホームで看取ることをモットーとしており、年間10名程度を看取っているそうです。

要介護・要支援認定を受けていない人の入居も可能!

そうした、医療・ターミナルケアの充実に力を入れる一方で、要介護・要支援認定を受けていない人の入居も可能で、そうした人が自宅にいたときと変わらない日常生活を楽しめるのもこのホームの大きな特徴となっています。

今は、新型コロナウイルス感染防止のために入居者の外出には制限がかけられていますが、コロナ流行前までは、行先を伝えれば届出不要で自由に外出できました。
実際に電車に乗って梅田などに出かけたり、泊りがけで旅行したりする入居者もいました。

飲酒も自由で、自室で飲むほか、ダイニングで利用者どうしの宴会をすることも可能です。
スナック菓子や乾き物など、食中毒の危険性がない食べ物であれば持ち込みもできます。
外出できる入居者が代表してお酒とつまみを買い出しに行く姿も見られました。

自立高齢者と、医療的ケアを必要とする人や認知症の人などが同じ建物内で生活をするため、アクティビティなどにも工夫を凝らしています。
ホームではマッチ棒パズルなどの脳トレーニングと体操を毎日行っていますが、介護度や認知症の有無に応じたグループ分けをして実施しており、全ての利用者に「優しすぎず、難しすぎない」アクティビティを提供しています。

月に2回開催される「うたの時間」

また、アクティビティとしては、元音楽教師を招いての月2回の「うたの時間」もあります。

発声練習や早口言葉などの口腔機能訓練を重視した内容で「この『うたの時間』を始めてから、代謝が良くなったのか、風邪をひく人がめっきりと減りました」とのことです。

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