老人ホーム訪問記

社長自らが焼く「サンマ祭り」などイベントに注力「IYASAKA伊丹」

大阪府内を中心に4棟の高齢者住宅を運営するSHIFTの2番目の高齢者住宅として2016年にオープンしたのが、サービス付き高齢者向け住宅「IYASAKA伊丹」です。
建物は大阪の大手ハウスメーカーが手掛けたありふれたタイプもの。

また、月額13万円程度(介護保険、医療費自己負担分を除く)という手頃な価格の物件なため、共用部が特に充実しているわけではありません。
加えてアクセスも駅から徒歩25分と決して便利とはいえない環境ながら、全30室が満室となり待機者が出ることもある人気物件となっています。

その秘密について同ホームの長谷川星さんは「『入居者に感動を与えることのできる施設』という会社の理念がしっかり浸透していることがあげられるのではないでしょうか」と語ります。

入居者・スタッフ想いのホーム

同ホームが力を入れているのがイベントです。
「サ高住ということもあり、ホーム全体で日々のアクティビティを行うことが難しい分、月1回のイベントをいかに充実させるかを重視しています」。

例えば、毎年秋にはホーム内で生サンマを焼いて入居者に味わってもらう「サンマ祭り」が行われますが、社長自ら焼き、振る舞うサンマ祭りと夏のバーベキュー大会は毎年恒例の人気イベントとなっています。

「また、ホームも開設して丸5年が過ぎると、クリスマスなどのイベントもマンネリ化してくることは避けられません。
そこでイベントの企画・実施に際しては『昨年までの内容にとらわれずゼロベースで新たに考える』ようにしています」。
とのことで、2020年のクリスマスでは、スタッフ全員で寸劇を披露したそうです。

また、このイベントに対する考え方からもわかるように、ホームにはスタッフの自由な意思や考え方、ライフスタイルなどを尊重し、それを実現させようという風土があります。

例えば、何か夢や目標を持っているスタッフに対しては、それを叶えるために全体でバックアップしています。以前、スタッフの中にプロレスラーとして活動する人がいました。
このスタッフが十分なトレーニングの時間などを確保できるように、シフトの調整などを行いホーム全体でサポートしたそうです。

「利用者の安心・安全に支障がない限り、スタッフからの提案や意見などが即座に却下されることはありません。
ホームとして、会社として、それに耳を傾け、実現が可能かどうかを検討しています」

館内に訪問介護事業所を併設

ケアの部分では、館内に自社運営の訪問看護事業所が併設されており、胃ろうなど医療的対応が必要な人の受入れが可能となっているのが特徴で、病院から自宅に戻らず直接入居するケースも少なく無いそうです。

入居者の平均要介護度は3を超えておりサ高住としては高く、年平均で3~4件の看取りも行っています。

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