☆☆☆36排泄を手助けする福祉用具をご紹介
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回は
「排泄を手助けする福祉用具」
というテーマでお話していきます!
■排泄を手助けする福祉用具
介護が必要になったお年寄りにとって非常に悩みの種になるのが排泄の問題!
・歩くのがおぼつかなくてトイレまで間に合わない!
・トイレまでの移動で転倒してしまう
・夜間に何度もトイレに行きたくなるのでぐっすり眠れない
・「トイレに行きたい」と何度も呼ばれて介助する人も負担が大きい
・ご本人も何度も家族を呼ぶのに気が引けてしまいトイレを我慢してしまう
などなど・・・。
それまでは、自分ひとりでトイレに行きたいときに、自立して移動できていたのに・・・。排泄のたびに転倒の不安を抱えながら移動しなければいけなかったり、都度家族に手間をかけさせてしまったり(辛いですよね・・・)。そんな排泄の悩みを改善するための福祉用具をご紹介していきます。
ちなみに、介護保険の特定福祉用具販売というサービスでは、下記の種目の商品について、販売価格の1〜3割の自己負担額でお安く購入できます!
・ポータブルトイレ
・補高便座・・・などなど
(詳しくはケアマネジャー・福祉用具専門相談員にご相談ください!)
■ポータブルトイレ
排泄を助ける福祉用具で最もよく使われるのがポータブルトイレですね。お部屋に置いて使うので、家のトイレまでの移動の手間も省けて、転倒や間に合わない不安も減り、安心して排泄が行えます。
ポータブルトイレには、清拭がしやすく軽量のプラスチックタイプ・普通のイスのようなデザインで違和感なくお部屋における木製タイプの違いがあったり、便座が柔らかく長時間座っていてもお尻の痛みを軽減できるソフト便座、便座の冷たさを軽減できる暖房便座、排泄の臭い対策としての脱臭機能、便通の促進や排泄後の清拭が行えるシャワー機能など、色々なタイプ・機能がありますので、商品選びの際は、福祉用具専門相談員に相談し、用途に合わせた最適な機種選びをしましょう。
■和式便器にかぶせて洋式便器化できる福祉用具
お家の和式便器にかぶせて洋式便器として使える福祉用具もあります。段差のある和式便器には両用式タイプ・段差のない和式便器には据置式タイプということで、それぞれに合わせたタイプがあります。
大掛かりな工事もせず、和式便器が洋式化!しゃがんだ姿勢をとることが難しいお年寄りにとってはとても重宝する商品かと思いますが、難点としては隅々まで掃除がしづらいということ。被せた部分の隙間まではなかなか掃除しづらく、便座部分を外して掃除をしなければなりません。
■自動排泄処理装置
(出典:パラマウントベッド株式会社ホームページ スカットクリーン)
(最終アクセス 2022 年12月13日 掲載許可済み)
https://www.paramount.co.jp/product/detail/index/30/P0053279
自動排泄処理装置とは、尿・便を感知すると、センサーが反応し、掃除機のように自動で尿・便を吸い取ってくれるタイプの福祉用具です。
(出典:パナソニックエイジフリー株式会社ホームページ 補高便座やわらか)
(最終アクセス 2022 年12月13日 掲載許可済み)
https://sumai.panasonic.jp/agefree/products/toilet/raised_toilet_seat/valshby6.html
洋式便器の便座の高さが低くて、立ち上がりがしづらかったり、座る際も膝の踏ん張りが効かないと、ドシン!と勢いよく着座してしまうケースがあります。そんなときに便利なのが「補高便座」。便座の上に置いて、便座の高さを上げることで、立ち座りをしやすくできます。難点は、シャワー機能が使えなくなってしまうこと。立ち座りと、シャワー機能を使うことのどちらを優先するかが重要ですね。
■福祉用具を活用して安心して排泄が行える環境整備を!
・・・ということで、排泄に関わる主要な福祉用具をご紹介してきましたが、排泄はとてもデリケートなものであり、人の尊厳にも関わるものだと思います。体が不自由になっても、安心して排泄が行える環境づくりってとても大事!排泄にお困りの方にとって、少しでも今回の内容がお役に立てればと思っています!排泄にお困りの方は、ケアマネジャーさんや福祉用具専門相談員にお気軽にご相談ください。きっといいアドバイスをしてもらえると思います!!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは
私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)