☆☆☆14 介護ベッドで解決できること・導入の際に気を付けること
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている
「福祉用具屋さん」と申します
今回は
「介護ベッドで解決できること・導入の際に気を付けること」
というテーマで
実際に介護ベッドを使うことでどういう困りごとが解決できるのか
導入の際に気を付けるポイントについてお話していきます!
■介護ベッドについて
介護ベッドは電動モーターで背もたれや膝・さらに全体の高さなど
上げ下げする機能がついたベッドです
床板の裏側に電動モーターがついていて
手元スイッチのボタンを操作することで
各部位が動くようになっています
■介護ベッドで解決できること
介護ベッドを導入することで解決できることは
思いつくだけでも下記の通りたくさんあります!
・起き上がりがしやすくなる
・立ち上がりがしやすくなる
・足のむくみも軽減できる
・介護者の介護作業の負担が軽減できる
・ベッド下の掃除もしやすい
・シーツ交換しやすい
・体位変換しやすい
・寝返りしやすい
・食事介助しやすい
・ベッド上のリラックスした姿勢
・床に寝るよりも衛生的…
細かい話をすればさらにいろいろなメリットがあるかと思いますが
とにかく介護ベッドを導入することでのメリットってたくさんあるんです!
■介護ベッドを導入する際に気を付けること
ということでたくさんの導入メリットがある介護ベッドですがいざ導入するとなった場合にはいろいろと注意しておくべきことがあります
●どこに設置するか?
ベッドを設置する場所をどこにするか実はとても重要です
単にスペースがあればいいという訳ではなく
・慣れた場所がいい場合
・離床後の動線との関係
・トイレに近い場所
・玄関に近い場所
・介護者の目の届きやすい部屋…などなど
いろいろと考えたうえで設置場所を決めていく必要があります
●布団で慣れていた方には導入に否定的な方も
これまで床に布団で寝ていた方にとっては
高さのある介護ベッドの導入に否定的な方も多く
導入のメリットがあることがわかっていながら
導入拒否されるケースがあったりします
導入のメリットをどれだけ言っても
なかなかうなずいてもらえなかったり・・・
ただし
現在はそんな場合でも導入してもらいやすいよう
床に布団を敷いて寝る感覚に近い高さまで
全体の高さを下げることが可能な超低床の介護ベッドも発売されていたりします
(メーカーさんの商品開発力には頭が下がります!)
●複雑化した機能を使いこなせていない
最近のベッドは背上げ時にずれない機能などがついていたり
手元スイッチのボタンの数も増えてきています
なので初めて使う人からすると
「ボタンがたくさんついていて複雑そう」
「なんか難しそう」
なんて思われやすかったりもします
■サイドレールは手すりではない!
ベッドに取付するサイドレール
よく寝返りや立ち上がりのサポートとして
サイドレールのパイプをつかんで動作をされるケースがあります
…しかし
サイドレールは手すりではありません!
「サイドレールは柵」つまり
ご本人の転落防止や布団やマットが落ちないようにするために使うものです!
サイドレールはベッドの取付穴に差してあるだけなのでグラつきもあり
上に引っ張れば簡単に抜けてしまいます(あぶない!)
●介護ベッドで使う手すりは「介助バー」!
介助バーはベッド取付穴に締め込んで固定させる仕組みなので
グラつきもなく安定感があります
さらに握りやすいように手すり部分の径が太くなっています
サイドレールのほうが介助バーに比べて安価なこともあり
「サイドレールで手すりの代わりをすれば十分!」
なんて選定になっているケースが結構あったりしますが
手すりとして正しく使うべきなのは「介助バー!」
ということでぜひ手すりを導入してご本人の安全安心な起居動作補助をサポートしてあげてもらいたいと思っています
というわけで
最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも福祉用具にまつわるコラムを
定期的に投稿していきますので
どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは
私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)