老人ホーム訪問記

「自立と自由の家」で心豊かな時間を提供「アシステッドリビングホーム豊泉家 桃山台」

毎日11時になると、ロビーから入居者の元気な歌声が流れてきます。
北摂エリアを中心に「豊泉家」のブランドで幅広い福祉事業を手がける社会福祉法人福祥福祉会が運営する介護付有料老人ホーム「アシステッドリビングホーム豊泉家 桃山台」の名物「ロビーコンサート」です。

ピアノやバイオリン、琴など演奏される楽器は日々違いますが、共通しているのは「入居者に歌ってもらう」という目的です。
「朝から大きな声を出すことは心身の健康につながります」とホームではその効果について語ります。

このロビーコンサートは新型コロナウイルス感染防止の観点から一時休止していましたが、2020年12月より、週に2回のペースで4Fにあるホール「ゴールデンルーム」にて再開しています。

アクティビティ充実!635日実施

「アシステッドリビングホーム豊泉家 桃山台」は、ご入居者の平均要介護度が2.1程度と、軽度で活動的な人が多いこともあり、日々の生活を楽しんでもらうための工夫があちこちに見られます。

例えばアクティビティは、「ロビーコンサート」も含め、外部の講師などによるもの、自社スタッフが企画・運営するものが365日実施されており、ご入居者は自由に選択できます。
「棒サッカー」や「スポーツフェスタ」など、ほかの高齢者施設ではあまり見られないイベントもあります。

また、館内には食料品・飲み物・日用品などを扱うギフトショップがあります。
衣類は一般の洋品店のように季節に応じたものが並びますので、ご入居者にとっては立ち寄ることが楽しみになっており、ちょっとした社交の場にもなっています。

店にない商品は取り寄せも可能で、「孫のクリスマスプレゼントにぬいぐるみを買いたい」という要望に応えたこともあるそうです。

館内に「3つの飲食店」を設置

食事についてはご入居者が自主的に結成した「食事サロン」があり、ホームに対してメニュー提案などを行っており、ご入居者の希望が最大限に反映される仕組みになっています。

また、日常的に食事をとるダイニングルームの他に、館内には、目の前で焼いたステーキが食べられる「桃源郷」、レストラン「マルコポーロ」、カフェ&バー「レッドエイト」と3つの飲食店が設けられており、ご入居者は気分を変えたいときや、家族が訪れたときなど自由に利用できます。

「自立と自由の家」実現に向けて

比較的軽度の人が「まだ、自宅での生活が可能だが、将来の安心のために」と入居するケースも多いということもあり、法人のコンセプトでもある「自立と自由の家」を実現するためにホーム全体で取り組んでいます。

例えば居室の面積は平均22平米で、全てミニキッチンとシャワールームが設けられています。
もちろん、入居後に医療的ケアが必要となった場合にも安心して生活できるように、24時間看護師が常駐しており、建物には法人が運営するクリニックが併設されています。

また、グループの医療法人には、ほうせんか病院、北大阪ほうせんか病院があり、連携を図りながら、安心の医療体制を整えています。

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