老人ホーム選びの知識

老人ホームの費用は年金だけでまかなえる?

有料老人ホームの入居を検討する際に、費用は最も重要なポイント。
どんなにサービスが良く、どんなに気に入っていても、
軍資金が尽きればホームを退居することになります。

老人ホーム選びで最も大切なのは、自身の年金額、資産額に見合うホームを選択すること。 

そこで介護の三ツ星コンシェルジュ編集部では、有料老人ホームの費用についてまとめてみました。 
また、安くて、介護サービスの良い老人ホームの見つけ方についても、あわせて紹介します。
 

有料老人ホーム。種類毎の費用。

有料老人ホームの種類は2種類。
「介護付有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」です。
これはサービス付高齢者向け住宅でも同様。
「介護付きサーヒス付高齢者向け住宅」と「一般型サービス付き高齢者向け住宅」に分かれます。

介護付き有料老人ホームでは、24時間介護スタッフが常駐し、食事、入浴、排せつなどの介助サービスが受けられます。
また、看取り対応もできるので 基本的に終身の利用ができ、他の施設と違い、重度の要介護状態になっても住み続けられます。 

一方、住宅型有料老人ホームは、介護が必要になった場合には、訪問介護などの外部サービスを利用することになりますが、民間の住宅型有料老人ホームでは、同一会社の外部サービスを利用できるところがほとんど。
体制も介護付有料老人ホームと遜色のない場合も多いですが、「介護付き」に比べると「看取り力」では少し劣る事業所が多数。
入居前には、「人員体制」と「退居基準の確認」を忘れないでください。

有料老人ホームは、民間企業が運営しているため、費用はバラバラです。 
そのため、「介護付きが高い」「住宅型のが安い」というのは、一概にはいえません。
そのため、費用の相場を知りたい場合は、平均よりも、中央値を確認するのがおすすめです。
「ライフル介護」の調査では2022年時点で有料老人ホームの入居一時金と月額利用料の中央値は入居一時金594万円、月額利用料23.7万円となっています。

関西では、一般的に介護付有料老人ホームだと、入居一時金200万円前後、月額利用料が15万円~20万円(食費込み、税抜き)+介護保険の自己負担分(1割負担の方で2~3万円程度)+電気代・消耗品費で3万円程度、合計20万円~26万円が中央値、住宅型有料老人ホームでは10万円~15万円(食費込み、税抜き)+介護保険の自己負担金(前述介護付きと同様)+電気代・消耗品費で3万円程度、合計15万円~21万円が中央値だと考えください。

これらの費用と年金額・資産とを比較して入居先を選択下さい。
 

老人ホーム選びは情報収集で決まる!!

「費用もまずまずだし、雰囲気も良さそうだからここで良いや」といったように、1つの施設だけで老人ホームを決めるのは絶対にNGです。
施設選びは、老後の暮らし、健康状態を決める重要なポイントなので、必ず情報を集めて、複数の施設で比較してください。

また、「ライフル介護」や「みんなの介護」等、老人ホームのポータルサイトが多数ありますが、ポータルサイトだけで有料老人ホームを選ぶのは危険。
何故なら、ポータルサイトのデータは運営する有料老人ホーム自身が入力したりデータ提供しています。

つまりは「良い所」のみが掲載されています。
掲載されているホームの良いところだけが掲載されていますので迷うばかり。

ポータルサイトを利用するなら「立地」と「価格」のみ調べてください。
ポータルサイトで自身の立地と価格の希望に合うホームを見つけたら、お近くの「有料老人ホーム入居相談センター」に連絡頂くのが最適。
センターの相談員によく相談し、お勧めのホームを紹介してもらってください。センターはほとんどの所が相談料は無料。

一度連絡し、自身に合った相談員の方を見つけてご相談ください。

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