老人ホーム訪問記

2022年4月 リハビリ強化ホームにリニューアル

 パナソニック エイジフリーが2004年に枚方市に開設した介護付き有料老人ホーム「エイジフリーライフ・星が丘」は今年4月、リハビリテーション体制強化など目的にした大規模リニューアルを行いました。

 リハビリの目的を、これまでの「機能維持」から「機能向上」へと変更。「脳梗塞リハビリセンター」を全国で展開するワイズの監修の元で、「歩けるようになりたい」「喋れるようになりたい」「食べられるようになりたい」という希望や期待に応えられる体制を構築しました。
具体的には2階のリハビリルームの機器を一新。セノーの全身運動機器「ニューステップ」、CYBERDYNEの歩行訓練機器「HALTREAD」と「オール・イン・ワン」、日栄インテックの言語練習機器「スマートホームミラー」のほか、レッドコードや平行棒を導入しました。中でも「HALTREAD」は全国の高齢者施設の中でも導入しているのはここだけという珍しいものだそうです。

 スタッフについては、これまでの作業療法士2名に加えて理学療法士1名を新たに採用し、土日や祝日もセラピストが常駐するようになりました。

 リハビリルームだけでなく、屋外もリハビリの場として有効的に活用しています。敷地内にはまるで京都の嵯峨野を思わせる立派な竹林があります。この中に全長80メートルほどの遊歩道を設け、荒天でなれば日中は自由に歩けるようにしています。

 「建物の中だけでは、なかなか歩こうという気にはなりません。竹林は屋外ですが敷地内ですので外部の人も出入りせず、コロナ禍でも安心して散歩を楽しめます。正確なデータはとっていませんが、一連の取り組みにより、ご利用者様の1日の歩行距離も以前に比べて長くなっていると思います」と荒田英史施設長。

 また、ほかのホームでは「別途費用」になることが多い様々なサービスが月額費用に含まれているのも「エイジフリーライフ・星が丘」の特徴です。その中には「機能訓練指導員によるリハビリ」も含まれています。保険外でリハビリを受けた場合でも費用負担は変わらないため、好きなだけリハビリに取り組めます。
 

 このほかにも、「木と緑」をテーマに共用部の内装をリニューアルしています。もともと住宅地の中にありながら緑に囲まれた静かな環境であることが大きなセールスポイントとなっていた同ホーム。その環境をもっと味わってもらおうと共用部にある予約制の談話スペース「特別室」は木を多用したデザインに改修しました。各フロアに2つずつあるユニットの名称も木の名前に変更しています。

 居室内も、退去がある度に床のカーペットなどを落ち着いたトーンの色に変更していますし、備え付けの収納木製家具も木の温もりを感じられる色調・デザインとしています。さらに、契約から入居までに時間がある場合には、床のカーペットや壁紙の色を3パターンから選べる仕組みを導入しました。

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