福祉用具について

☆☆☆45 福祉用具の湿気対策

☆☆☆45 福祉用具の湿気対策

こんにちは!


「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

■梅雨の季節は湿気に注意!(福祉用具も・・・)

梅雨の時期は雨降りが多く、気温も上昇して空気もジメジメ・・・。湿度も高くなることから、カビの繁殖など注意が必要です。

福祉用具についても、湿気対策が必要!
ということで、「福祉用具の湿気対策」について説明していきます!

■福祉用具の湿気対策

①湿気を防ぐために定期メンテナンスを!

先程もお伝えしたとおり、福祉用具にも湿気対策が必要です。
たとえば、介護ベッドに使われているマットレス。利用者が介護ベッドに寝ている間に、マットレスとベッドの床板の隙間の空気が体温で温められ、気づいたらマットレスの裏側が湿気でベトベトに・・・。

そのまま放置しておくと、マットレスの裏側にカビが繁殖してしまったりします。
カビの上に寝ているという状況は衛生的にもまずい!できれば、マメにマットレスをベッドから外して湿気を逃すようにしましょう。

また、入浴関係の福祉用具もメンテナンスが必要です。

たとえば「シャワーイス」の場合、イス本体とパッド部分の隙間にお湯が入り込むため、パッド部分をマメに取り外して陰干しして水気を切る必要があります。

また、浴槽縁に挟み込んで使う「浴槽用手すり」についても、浴槽縁の隙間に湿気が溜まりやすいので、こちらも可能であれば、時々取り外して隙間部分の湿気の拭き取りなどをしましょう。
また、浴室洗い場の段差解消のために洗い場に敷き込んで使う「浴室内すのこ」については、
マメな取り外しは必須です。
敷きっぱなしのまま放置してしまうと、結構悲惨な状況になってしまいます。

実際にあったのが、長期間放置していたすのこをいざ外してみた際に、すのこ裏側や洗い場の床には水垢・髪の毛などが付着し、さらにカビですのこの裏側が真っ黒になっていたり・・・。
 

②湿気を防ぐ機能がついた福祉用具を使う

湿気対策機能のついている福祉用具もあったりします。

特にエアーマットタイプの床ずれ防止用具では、ムレ対策ということでマットレス足側のエアダクトから風が送られる機能がついていたり、
エアーマット内の空気を循環させて湿気のある空気をを外に排出する機能がついたタイプがあったりします。

また介護ベッドも、マットレス裏の空気がこもらないように床板がメッシュ状の形状でできているタイプや、マットレス自体も通気性に優れた機種もあったりします。

湿気に困られている方は是非参考にしてみてください。

■どんな季節でも快適な環境で福祉用具を使えるよう対策しましょう!

・・・ということで、今回は福祉用具の湿気対策ということでお話させていただきました。
梅雨の時期はもちろん、真冬の外気温と室温の寒暖差など、結露などの湿気はカビの繁殖につながり衛生的に良くない状況を作り出します。

どんな季節でも快適に福祉用具を使ってもらえるよう、福祉用具の湿気対策、しっかり行ってもらえると嬉しいです!

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!


ではでは



私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)
 

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