福祉用具について

☆☆☆2 介護保険で使える福祉用具の種類(販売編)

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します

今回のコラムでは
「介護保険で使える福祉用具」の「販売編」
ということでお話ししていきたいと思います!

前回コラムでは「介護保険で使える福祉用具」の「レンタル編」をご紹介しています
もしよければこちらも参考にしてみてください

■介護保険で使える福祉用具にはレンタルと販売がある

そもそも
介護保険で使用できる福祉用具がなぜレンタルと販売に分かれているのか
というと
一部商品について「用途がレンタルに適していない」からです
具体的には
直に肌に触れるもの・衛生面などでレンタルが不適切と考えられるもの
使用によって劣化・変形が考えられるもの
などなど

ポータブルトイレやお風呂のイスなど
基本的に直に肌に触れたり排泄に関わる商品がそれにあたります

また移動用リフトの吊り具(スリングシート)も
使用による劣化・変形などが想定されることから販売となっています

■介護保険での販売の利用料の目安

介護保険での販売の場合の利用料については下記のとおりです
・介護保険の補助により自己負担額は購入額の1~3割
・年間10万円までの購入枠があり
同一年度で購入額が10万円を超えた場合は超えた分がまるまる自己負担となります

例:自己負担1割の方で同一年度で12万円分の介護保険販売があった場合
→10万円枠内の自己負担額1万円+枠外の自己負担2万円=自己負担3万円

■介護保険で使える福祉用具の種目について(販売編)

ちなみに介護保険販売対象の福祉用具は下記の5種目です
① 腰掛け便座
② 自動排泄処理装置の交換可能部品
③ 入浴補助用具
④ 簡易浴槽
⑤ 移動用リフトのつり具部分

…種目名だけみてもなんかわかりづらいと思うので
実際によく使われる介護保険販売対象の主な福祉用具についてご紹介します

●ポータブルトイレ
 お部屋に置いて使えるトイレです
 トイレまでの移動に不安がある方や
 夜間の排泄を安心して行いたい方などに!

●和式便器の上に置いて洋式に変更するもの
 和式便器だとしゃがめなかったり立てなかったりする場合に
 和式便器の上に置くだけで洋式便器に早変わり!

●シャワーベンチ
 高さ調節ができて立ち座りしやすい洗い場用のイスです
 肘掛け付・背もたれ付・座面パッド付・折りたたみなど
 様々な機能がついています

●洗い場用すのこ
 洗い場全体に敷きこんで扉段差を解消したり
 浴槽マタギ動作を行いやすくします

●浴槽手すり
 浴槽の縁に挟み込んでマタギ動作を行いやすくします

●浴槽台
 浴槽に沈めて設置する台です
 浴槽マタギ動作をしやすくしたり
 湯船の浸かる際にイスとして使うことで立ち座りが行いやすくなります

●移動動用リフトの吊り具部分
 移動用リフトで使われる吊り具は販売対象です
 用途に合わせて
 ハイバック・ローバック・脚分離型・シート型・ベルト型などがあります

■福祉用具の導入は専門家の手を借りながら行いましょう

介護保険で利用できる福祉用具は
前回コラムでご紹介したレンタル13品目と今回ご紹介した販売5品目
色々な種目が介護保険の補助を使ってお手軽にご利用いただけるのですが
実際の導入にあたり詳しく商品選定を行う際は
担当のケアマネジャーさんや福祉用具専門相談員さんのアドバイスも
ぜひ参考にして頂きながら商品選びをしていきましょう

というのも
近くのホームセンターやネット通販などで安易に合わない商品や
高い商品を買われてしまう方が増えているように感じているからです

実際の話ですでに色々な福祉用具をネットで買われていた方のお家に
相談にお伺いした際正直に思ったのが・・・
「介護保険を使えば1割の負担で済んだのに全額自己負担で支払いしていて勿体ない!」とか
「この商品って本人の使用状況に合ってないよなあ…」など

今はインターネットも発達し
簡単に福祉用具も購入ができるようになってきましたが
個人個人に合った福祉用具選びには専門家の意見が必須だと思っています

わからないことは
担当のケアマネさんや福祉用具専門相談員さんにぜひご相談いただき
その人その人により適合した福祉用具をレンタル・販売組み合わせながら
有効的に福祉用具を使いこなしていきましょう!

というわけで
最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからも福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので
どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは

 
私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)

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