医療と薬について

薬局を活用しよう! その5 薬局の管理栄養士の具体的業務 栄養指導など。

皆さんこんにちは。
(株)J.みらいメディカル「きららみらい薬局グループ」の未来きららです。
最近肌寒くなってきましたが体調をくずされていませんか?
薬局にも風邪で来店される方が増えています。
風邪予防には手洗いやうがいも重要ですが、普段からバランスの良い食事をして十分な睡眠を取ることも大切です。

当薬局には管理栄養士が在籍しており、レシピの提案や健康食品のご紹介、薬剤師と連携した健康相談などさまざまな業務を行っています。
今回はその中から毎月行っている栄養相談についてのお話をさせて頂きます。

「きららみらい薬局」の栄養相談

管理栄養士チームは毎月1回、グループ内の各店舗を回って栄養相談会を開催しています。
8月、ある店舗に来局いただいたのは、高血圧や糖尿病をお持ちの60代の女性Aさん。
少しふっくらされていますが、お仕事もしておられ活発な方です。
15年で20kg近く体重が増えてしまったそうです。
「医者からは顔を見るたびに痩せろと言われているけど、甘いものが大好きだしなかなか止められなくて…。毎日、立ち仕事をしているから膝も痛くなってきて困ってるの。楽に痩せる方法ってない?」という相談内容でした。

そこでまず普段の食事内容をお聞きしました。
「魚や野菜などバランスよく食べるように気を付けています。」
しかし詳しく質問していくと、Aさんは仕事の休憩時間に毎日ドーナツを食べていて、一緒に飲むコーヒーにはシロップをたっぷり入れるというのです。
また果物も大好きで毎日たくさん食べているとのこと。
ドーナツは自分でも食べすぎだと思っておられたようで、質問するとバツが悪そうに答えてくださいました。

栄養相談では食事内容だけでなく普段の生活状況も詳しくお聞きしています。
Aさんは仕事のため始発の電車に乗るので、朝食は5時くらい、夕食は21時頃になってしまうと言います。
本来夕食は寝る4時間前までに終えたいところですが、仕事の都合もあり、変えるのは難しそうです。

「結果にコミットする」栄養相談を!?

Aさんの一番の問題はやはり間食だと考えました。
そこで主な間食のカロリーが乗ったリストと食べた食事を記録できるカレンダーをお渡ししました。
Aさんは間食のリストを見ながら「ドーナツって1個で240kcalもあるの!?かりんとうなんて4本で210kcalだって。私ひと袋全部食べちゃうから、そりゃあ太るわけよね。」と納得された様子でした。
甘いものをいきなり止めるのは大変なので、まずはどれくらいの間食を食べているのかカレンダーに書いてみるだけでも大丈夫です。
減量も無理しすぎず、1カ月に1~2kg落とすのを目標にしてみましょう、とお伝えすると「それだけでいいなら私もできそう。このリストを見ていたら頑張ろうって思えてきた。今日からドーナツは止めるわ。」とダイエットに前向きになってくださいました。
また薬局で取り扱っている低カロリーのおやつやドレッシングを紹介すると、とても喜んで頂けました。

「間食は止めましょう、寝る前に夕食を食べないようにしましょう」と言うのは簡単ですが、いきなり生活習慣を変えることは難しいですし、なかなか実行できません。
栄養相談ではその方の生活をよくお聞きして、その方と一緒に改善できる方法を探すように心掛けています。

是非とも「きららみらい薬局」の栄養相談、だけでなく「井戸端会議」にもお越しください!

その他にも「コレステロールが高いと言われたけど何を食べたら良い?」、「甘酒って本当に体に良いの?」など様々なご相談がありました。
特に相談があるわけではないけど世間話をしに来た、という方もおられます。
薬局ではこのように様々な取り組みを行っているので、薬をもらいに行くだけではなく、ぜひ気軽に立ち寄っていただけたらと思います。

掲載PR一覧

  • 老人ホーム入居相談窓口