浴槽またぎが大変になってきたらバスボードを活用!
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回のコラムでは、「浴槽またぎが大変になってきたらバスボードを活用!」について書いてみたいと思います。
お風呂は「またぎ動作」が一番のリスク
高齢者の自宅浴室で多い事故のひとつが「浴槽のまたぎ」です。
足を上げて浴槽に入る動作は、バランスを崩しやすく、転倒のリスクが高い場面でもあります。
筋力が弱くなったり、立位のバランスが悪くなったりすると、今まで何気なくできていた動作が難しくなっていきます。
そんな「最近、浴槽に入るのがつらくなってきた」と感じる方におすすめしたいのが、「バスボード」なのです!
バスボードの基本機能
バスボードは、浴槽の縁に渡して設置する板状の用具です。
利用者は一度ボードに腰掛け、座りながら浴槽縁をまたいで浴槽に入ることができます。
これにより、立ったまま浴槽をまたぐ必要がなくなり、またぐ際の安定感が格段に向上します。
さらに、浴槽内での立ち座りが不安定な方には、浴槽内いすとの併用もおすすめです。
お湯の中での立ち座りが格段に楽になります!
使うときの注意点
バスボードを導入する際には、浴槽の内幅に合ったものを選ぶ必要があります。
サイズが合わないと設置自体ができなかったり、ぐらつきや外れの原因になり、逆に危険です。
設置の際は必ず専門家に相談しましょう。
また、使用後は取り外して乾燥させたりする必要があります。
時々、バスボードをつけっぱなしで利用されている方もいますが、隙間に入った水分が乾かず、衛生面も考えて使用後は必ず取り外して水分を乾かしましょう。
バスボードで安全に浴槽またぎ!
バスボードを使った方の実際の声として、
「安心してお風呂に入れるようになった」
「介助もほとんどしなくていいので安心」
という感想をいただいたりします。
入浴動作の中でも「浴槽またぎ」は大きなハードルですが、バスボードを導入することで安全性と快適さが大きく向上します。
誰にとっても、入浴は生活の楽しみの一つ。
「まだ自分でお風呂に入りたい」という思いを支えることができる「バスボード」を利用して、安全な入浴ができるようになる人が少しでも増えれば、と思っています!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、「介護の三ツ星コンシェルジュ」にて、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは




