高齢者の病気・疾患

高齢者の疾患④「高齢者に多い疾患の基礎知識」

要介護の原因になる疾患第一位は?

要介護の原因になる疾患の第一位は「脳卒中」です。
男女総数で17.2%。
特に男性が多く、男性の原因疾患の26.3%。
なんと1/4以上を占めています。(厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成25年)より引用)
 
女性に最も多いのは認知症。
全体の女性全体の17.6%。
逆に脳卒中は12.6%。
原因疾患の第5位となっています。
 
やはり男性は、生活習慣病が多く、結果、脳卒中につながっているようです。

脳卒中(脳血管障害とは)

脳卒中とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害の後遺症として多様な病態をあらわす障害です。
 
皆さんも、脳卒中になると「麻痺が乗るのでは」「介護が大変になる」「治療法がない」「認知症につながる」等怖いイメージを抱いておられると思います。
 
脳卒中の主症状で代表的なものは

・片麻痺

・高次脳機能障害

・感覚障害


・脳血管性認知症 
等で、嚥下機能の低下、失語症、知覚障害、視野障害等の症状が現れます。
 
これらの諸症状から、生活障害につながり介護が必要となってきます。

脳卒中を防ぐには

脳卒中を防ぐには、危険因子を出来るだけ減らすことが重要です。
 
脳卒中になる原因疾患としては、

・高血圧

・糖尿病

・高脂血症

・心房細動

等の生活習慣病です。まずは食生活を改善し危険因子を取り除いて下さい。
 
国立循環器病研究所センターによると、脳卒中予防の秘訣は「3R」だそう。
2つめのRは”Recognize”、つまり「危険因子を発見すること」です。
→定期的に健康診断を受け、自分の持っている危険因子の早期発見につとめる

3つめのRは”Reduce”、つまり「危険因子を減らす、治療すること」です。
→食生活を改善する等、危険因子をできるだけ減らすことにつとめる

3つめのRは”Respond”、つまり「発作に反応する、早期に受診すること」です。
→脳卒中を疑わせる症状が出たら、軽くても、あるいは一時的なものでも専門医にみてもらう

これらのことを実行すれば、脳卒中のリスクはある程度遠のきます。
(詳細は添付の「脳卒中予防の秘けつ」のアドレスからご覧ください。)

その他の高齢者に多い疾患一覧

その他の高齢者に多い疾患一覧を表示しておきます。
疾患の詳細は添付アドレスの「高齢者に多い疾患の基礎知識」でご覧ください。

(上から、「虚血性心疾患」、「狭心症」、「心筋梗塞」、「閉塞性動脈硬化症」、「高血圧」、「糖尿病」、「慢性腎不全」、「消化器がん」、「前立腺肥大症」、「摂食・嚥下障害」、「慢性閉塞肺疾患」、「喘息」、「肺炎」、「パーキンソン病」、「脊髄小脳変性症」、「シャイ・ドレーガー症候群」、「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」、「褥瘡(じょくそう)」、「疥癬(かいせん)」、「帯状疱疹」、「大腿骨頸部骨折」、「変形性膝関節症」、「後縦靭帯骨化症」、「脊椎管狭窄症」、「関節リウマチ」、「白内障」、「緑内障」  合計27項目)

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