介護事業者に紹介したい会社

介護の求人アドバイザーが、人気介護施設の「採用サイト」を徹底CHECK!

第1回 かんでんライフサポート様

今回は求人対策に重要な採用サイト
それぞれの良いポイントをご紹介します。
もっとこうしたら良くなる!ここを真似して欲しいという点を【 CHECK!】でご紹介します。
わかりやすさや、求職者の欲しい情報があるか、
圧倒的に見ている方の多いスマホ版で見ていきます。

Point.1 動画 トップ画面にある動画

採用ページトップの上部に設置の動画
「本編へ」というボタンを押すと採用動画ページに行きます。そこで採用動画1、採用動画2があり再生することができます。
この動画がすごく良いです!
どのような施設なのか視覚的に分かり、働いている方の様子がわかる。やりがい持って働かれているように感じ、皆さん笑顔で働いていて利用者さんと接している場面などもあり自分が働く姿が想像できます。
事務所にカメラを向けた場面では職員さんが手を振っていて明るい職場というのが伝わってきます。

【 CHECK!】
とても良い動画なのでサイトに訪れた人が、必ず見てもらえるような工夫があると良いと思います。
「本編へ」というボタンよりも、赤い再生ボタンに変更して、ページを挟まずすぐに動画再生する。加えて、何か再生ボタンを押したくなるコピーを入れるともっと良くなります。

Point.2 上部固定のボタン(中途採用・新卒採用・ホームヘルパー採用)

すごくわかりやすいです。最近では、中途採用と新卒採用でそれぞれに採用サイトを作っているところもあります。一目で自分が欲しい情報がどこに載っているかわかるのも重要です。

【 CHECK!】
下部固定で、問い合わせorエントリーのボタンがあると尚良いと思います。

Point.3 先輩からのメッセージ

デイサービスセンターのセンター長さんや、フロアチーフさんだったり事業者のトップの方から直属の上司になるようなリーダーの方まで。「こんな職場ですよ!」「こんなお仕事ですよ!」という声が写真付きで載っていて非常に参考になります。すごい笑顔で笑っている写真などもあり人間味が伝わってきます。この人が自分の上司なるのかと思うと、「この人と働いてみたいな!」「うまくやっていけそうだなぁ自分に合うかなぁ!」など想像できると思います。非常に良いと思います。
【 CHECK!】
これからは今までよりもっと「誰と働くか?」が重要になってくると思います。働く人に焦点を当てて働いている姿の写真や、職員さんの写真を沢山載せる。名前の記載がなくても写真だけでもよいと思います。写真が苦手な方は働いている横顔や、後ろ姿などでもいいんです。嫌がる人がいるから職員さんの写真は載せないではなく、工夫して上手に「人」を伝えられると良いと思います。動画を載せたり、もっと事業所毎に職員さんを紹介したり、SNSの活用や、新しく入社した職員さんも紹介できるようなことも取り組むと良いと思います。

Point.4 新卒採用特設サイト

1枚もののランディングページですが、わかりやく下部固定のエントリーボタンもあります。
若い職員さんの写真も多く「先輩にきいてみた」は、Q&A方式になっていて人となりが垣間見えて面白く、もっと色んな人の紹介が見たいと思いました。
全体的に情報量も多く、テキストだけでなく図や写真も多用されていてわかりやすい作りになっています。

【 CHECK!】
下部固定のボタンはエントリーだけでなく、お問い合わせ(メール or LINEなど)と施設見学のボタンもあると良いと思います。

Point.5 数字で知るライフサポート

一目でどういう会社かわかり、すごい良いコンテンツです。
項目も多いです。
・従業員数(人)
・勤務形態
・常勤者年齢構成
・初任者研修取得者
・女性役職者の割合
・正社員登用試験合格率
・ご利用者数(人)
・産休・育休取得率
・年間研修実施回数(回)
・事業別介護度(訪問事業/デイサービス事業/有料老人ホーム事業)
勤務形態など、正社員が39%とあるが、これで派遣社員ばっかりだったりすると印象が変わってきます。このような数字というのは聞きにくいことでもあったりしますし、書いてないとわからないことです。
円グラフやイラストでわかりやく作っています。

【 CHECK!】
このコンテンツは取り入れている施設も増えていると思いますが、皆さんにオススメです。
ぜひ施設のことがわかる項目で、ご紹介してもらえたらと思います。

Point.6 施設見学

施設見学に繋げられるように各施設・事業所の詳細ページには「見学する」ボタンと「応募する」ボタンを設置しています。「見学する」ボタンを押すと「見学申込みフォーム」より見学希望日時を入力できるようになっています。
新卒採用サイトでは「エントリー後の流れ」で、下記のように施設見学ができることを説明しています。
人員不足で施設見学に対応できない施設が多い中「見学申込みフォーム」まで作っているのは素晴らしいと思います。

エントリー

施設見学

筆記試験・面接

内定

【 CHECK!】
採用サイトでは、求職者を次のアクションに繋げるのが重要です。施設見学に対応できる体制があるのであれば、もっと見学者が増えるような工夫があれば更に良くなります。新卒採用サイトのところでも書きましたが、下部固定で「施設見学」というボタンを作ったり、施設見学というコンテンツで1ページつくり見学時の様子の写真や、動画、参加者の声など紹介するのも効果的だと思います。
2020年8月現在は新型コロナの影響で、なかなか施設見学を積極的に行うのは難しいと思います。今、考えるならばオンライン見学や、施設見学動画や、オンライン説明会になるのかもしれません。

まとめ

非常に良い採用サイトだと思いました。情報量も多く写真も多用していてわかりやすかったです。「先輩からのメッセージ」でご紹介のあった方の笑顔が印象的に会ってみたくなりました。そういう意味では施設見学ではなく「先輩に会いに行く」というようなことも面白いかもしれません。

「News」などの新着更新できるコンテンツがないので、新しい情報を更新できるコンテンツや、SNSでの発信などの取り組みをして採用サイトとのリンクがあると良いと思います。求職者からのアクションが「エントリー」か「見学希望」しかないのは勿体ないです。気軽にお問い合わせができるメールやLINEなどの窓口があったり、SNSなどでコミュニケーションを取れるとさらに良いと思います。
「エントリー」はもちろん「見学希望」も、個人情報や志望動機の入力が必要です。誰でも気軽にコミュニケーション取れる場を作る。そして採用の担当窓口の方の紹介もあると求職者は次のアクションへのハードルが下がります。
是非、採用サイトは定期的に見直してもらうとよいと思います。

今回ご紹介した施設

かんでんライフサポート株式会社 様
【オフィシャルホームページより】
かんでんライフサポートの介護サービス
関西電力グループの介護サービス、かんでんライフサポートでは、京阪沿線を中心に有料老人ホーム、デイサービス、各種訪問サービスなど様々な介護サービスを提供しています。
わたしたちは、地域にお住いのみなさまに快適で健やかに自分らしく毎日をお過ごしいただけるよう、笑顔とマナー、優しさをモットーに介護に関する様々なサービスをお届けしています。
また、当社で働く職員も快適に自分らしく働けることが必要だと考え、「持ち上げない、抱え上げないケア」=「ノーリフティングケア」を進めており、職員の腰痛予防にも取り組んでいます。



 

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この記事を書いたコラムニスト

堀内誠司 (ホリウチセイジ)

介護施設特化型求人アドバイザー「介護の採用」代表

求人対策・採用戦略

介護施設の「応募がわんさか来る採用ページ作り」のお手伝いをしています。

12年間広告業界で働いた後に、介護業界に転職し民間の登録研修機関で介護施設に研修のご案内をする仕事をしていました。全国どこに行っても「人員不足で困っている」と言われます。しかし「人が足りない。求人も来ない」と嘆いている割に何も求人対策できていないのが現実でした。自分は12年間求人広告や求人専門サイトを作ってきた経験やノウハウがあります。「もっとこうしたらいいのに!」とか「素敵な魅力があるのになんでこれをホームページに書かないの?」とウズウズしていました。沢山の現場の方とお話したことがきっかけとなり「介護の求人アドバイザー」としての活動を始めることが出来ました。広告のプロから見た求人対策の視点を書いていますので、ぜひご覧になってください。

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