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道具なしでOK!現場で喜ばれた簡単レクリエーション5選

介護の現場では、日々のケアの合間や空き時間に「ちょっとしたレクリエーション」が求められることがあります。

そんなときに役立つのが、道具を使わずにすぐできる簡単レクリエーション。

準備の手間もなく、スペースも選ばず、思い立ったその場で始められるのが魅力です。

今回は、僕の現場で実際に行って好評だった“道具なしレク”を紹介します。

利用者様の笑顔を引き出す!おすすめレクリエーション5選

1.しりとり
座ったままでもできる定番レクリエーションです。
「テーマを決める(果物だけ、地名だけなど)」「3文字だけ」など、ちょっとしたルールを加えると難易度が上がり、より盛り上がります。
認知症の方でも参加しやすく、言葉の刺激にもなります。

2.唱歌の合唱
「ふるさと」「赤とんぼ」「春の小川」など、昔ながらの唱歌をみんなで歌います。
唱歌は高齢者にとって、子どもの頃や若い頃に親しんだ思い出深い曲ばかりで、自然と口ずさめる方が多いです。
なので、歌詞カードがなくても歌える曲も多く、準備がいらず、手軽に始められるレクリエーションです。
歌うことで呼吸器を刺激し、発声や嚥下機能の維持にも効果が期待できます。

3.簡単な体操
座ったままできる手足の運動やストレッチなどを取り入れます。
「肩をぐるぐる回す」「手を前に出してグーパーする」など、声かけと一緒に行えば、体も気分もリフレッシュ。
5分ほどの短時間でも効果があります。

4.回想トーク
「子どものころの遊びは?」「昔、どんな仕事をしてた?」など、テーマを決めて自由に話してもらうレクリエーションです。記憶をたどることで認知機能の刺激になり、利用者様同士の会話が自然に生まれるのも魅力です。

5. 拍手リズム遊び
介護者がリズムに合わせて手拍子を打ち、利用者様がそれを真似する簡単なゲームです。
「パン・パン・パパパン」など、リズムに変化をつけることで集中力とリズム感のトレーニングになります。

現役介護士が教える盛り上げるポイント

レクリエーションを盛り上げるために、僕がいつも意識しているのは「スタッフ自身が楽しむこと」です。

自分が率先して笑顔で取り組み、ときにはちょっと大げさくらいのリアクションをしてみせる。
そうすると、不思議と利用者様も自然に笑顔になり、会場全体が和やかな雰囲気になります。

たとえば、拍手リズム遊びで僕がわざとリズムを外したり、大げさに「お見事!」と盛り上げたりすると、利用者様の中にも「もう一回やってみよう!」という前向きな空気が生まれます。

スタッフが楽しんでいる姿を見せると、利用者様も安心して参加でき、思いがけず大きな笑いが起きるのだと思います。

盛り上がったレクリエーションの後は、僕自身も「今日もいい時間を作れたな」と達成感を感じます。

大切なのは、上手に進行することよりも、まず自分が楽しむこと。

そして、その楽しさが利用者様に伝わるような雰囲気づくりです。

まとめ

道具を使わなくても、ちょっとした工夫や声かけ次第で、現場は十分に盛り上がります。

しりとりや唱歌、簡単な体操、回想トーク、拍手リズム遊びなど、どれも準備不要ですぐに始められるレクリエーションです。

大切なのは、利用者様とスタッフが一緒に楽しみ、心を通わせる時間を作ること。

これからも、身近なレクで利用者様の笑顔と元気を引き出していきましょう。


介護の三ツ星コンシェルジュ

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