福祉用具について

☆☆☆17 排泄予測支援機器が4月から介護保険の新種目に追加!

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。

今回は
「排泄予測支援機器が4月から介護保険の新種目に追加!」
というテーマでお話していきます!

■排泄予測支援機器ってご存じ?

2022年4月から、「排泄予測支援機器」が介護保険の特定福祉用具販売の新種目として追加されることになりました。

介護保険対象の福祉用具の種目が増えるのは実に久しぶり!
長らく現行ルールの中で仕事をしてきた私としても、
新種目「排泄予測支援機器」ってどんなものなのか、非常に気になるところです。

■排泄予測支援機器とは?

排泄予測支援機器とは、ご利用者のお腹にセンサーを貼って、膀胱内の尿量を超音波で察知・通知し、最適なタイミングで排泄を促す商品です。

排泄のタイミングがわかるので
・尿意が低下した方でも適切な排泄タイミングをお知らせしてくれる
・認知機能が低下した方でも介助の方が適切なタイミングで排泄を促すことができる
などのメリットが想定されています。

さらに排尿の一日の傾向がわかってくるので、介助者の排泄にかかわる対応もスムーズになり、ご利用者自身も、一日の排泄サイクルが確立されることでQOL向上につながり、より前向きに!といった効果も期待されていたりします。

■今後はデジタル化した福祉用具が介護保険に

この機器自体は、センサーを使って適切な排泄を予測するという、これまでの介護保険対象の福祉用具とは一線を画した商品になっています。

このような商品が介護保険対象種目になったことは、今後の時代の流れを考えるうえで、とても意義があることだと思っています。

というのも、これまでどちらかといえば定性的だった介護の世界も、
バーセルインデックス(BI)やLIFEなど、徐々に定量的な介護の概念の導入が始まってきていて、排泄予測支援機器は、定量的視点に向かおうとしている介護の流れの中で、うまく活用できる商品だと思われるからです。

たとえば・・・担当者会議で、ご利用者の排泄コントロールがうまくいっているか?うまくいっていないか?の目安として、
排泄予測支援機器の数値を参考にする、といった活用もされていくかも?!

■といいつつも実物をまだ見たことない・・・汗

と偉そうなことを言っていますが、この原稿を書いている3月時点で、
私はこの種目に該当する商品の実物をまだ見たことがありません(汗)

福祉用具を扱っている各事業者さんも、
ほとんど見たことがないのではないでしょうか?

現場的にはまだまだこんな感覚なので、
これからみんなで学んでいく商品なのかな?なんて思ったりもしています。


まだまだ謎が多いこの商品・種目ですが、日々進化している福祉用具のひとつとして、介護の業界内で活用が進んでいくことを期待する限りです!!


というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!

ではでは


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