福祉用具のちょうどいい高さ設定は?
こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します。
今回のコラムでは、「福祉用具のちょうどいい高さ設定は?」というテーマで書いてみたいと思います。
福祉用具の高さ調整どこが「ちょうどいい」?―各種目ごとの目安まとめ―
福祉用具の中には「高さを調節できるもの」がたくさんあります。
でも、実際どれくらいの高さに合わせればいいのか、初心者にはなかなかわかりづらいですよね。
今回は、主要な福祉用具の「高さ調節の目安」をまとめました。
あくまで一般的な目安ですが、日常の快適さや安全性を大きく左右する大切なポイントです。
ぜひ参考にしてみてください。
ベッドの高さ:立ち上がりやすさと安全のバランスを
電動ベッドは「高さ調節ボタン」で床からの高さを変えられます。
立ち上がりやすい高さの目安は、端座位で座ったときに膝よりお尻がやや高いくらい。
このとき、足の裏全体がしっかり床についていることが大切です。
お尻の位置が高いほど立ち上がりやすくなりますが、かかとが浮いてしまうと座位が不安定になり、かえって危険です。
また、夜間に転落のリスクがある方は、就寝時はベッドを一番低く設定しておくと安心。
万が一の転落に備えて、床に衝撃緩和マットを敷くのもおすすめです。
車いすの座面・足置きの高さ:環境に合わせて調整を
車いすの高さ調整は、「座面」と「足置き」のバランスがポイント。
座面に深く座って足を足置きにのせたとき、お尻から膝裏まで均等に座面に重みがかかっているかどうかがポイントです。
足置きが高すぎると、膝裏が座面から浮いてしまい、お尻に重みが集中してしまうので、足置きの高さを下げる必要があります。
さらに、足置きと地面の間が5〜10cm程度空いているのが目安です。スロープの上がり端やちょっとした段差で足置きが干渉してしまうのを防ぐためです。
ただしこれはあくまで一般的な基準。
屋内での使用か、外出が多いか、スロープを使うか、足こぎをするか・・・。用途によって最適な高さは変わります。
「使う場所と目的」に合った車いすを選ぶことが一番大切です。
歩行器・杖・手すりの高さ:姿勢が決め手
歩行器や杖の高さは、体格に合わせた調整が重要です。
基本の目安は、
・杖、歩行器のグリップの高さ:大転子(骨盤の外側の骨の出っ張り)又は手首の橈骨突起(手首の骨が出ている部分)の高さ。
・馬蹄型歩行器など前腕で支えるタイプ:背筋を伸ばして「小さく前ならえ」した前腕の高さ。
・手すりの高さの目安:75〜80cm前後が一般的。
背中が丸まった姿勢や、肘が伸び切った姿勢にならないよう、実際に握って「楽に歩ける高さ」を探すのがコツです。
まとめ:高さ調整ひとつで「使いやすさ」が変わる
福祉用具の各部分の高さが合っていないと、「疲れやすい」「立ちにくい」「転びやすい」などのトラブルにつながります。
今回紹介した目安はあくまで「目安」であり、身体の状態や環境によって最適な高さは異なります。
「これで合ってるのかな?」と感じたときは、ぜひお近くの福祉用具専門相談員にご相談ください。
あなたの体や生活に合わせた「ちょうどいい高さ」を一緒に見つけてくれるはずです!
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも、「介護の三ツ星コンシェルジュ」にて、福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので、どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは



