介護以外について

【あなたは持ってる?】介護士に求められる5つの資質

こんにちは!「しんぶろぐ〜介護ノート~」を運営しているしん(@shinbloger)です。
簡単に自己紹介させてくだい。
・13年以上の介護経験がある現役の介護士です。
・介護福祉士と福祉用具専門相談員の資格を持っています。
・認知症デイの相談員4年以上の経験があります。

今回は、介護経験13年以上の僕が、介護士に興味がある人や介護士として働き始めたばかりの 人向けに、介護士に求められる資質について解説します。
3分ほどで読める記事なので介護士の方は読んでみてください。

介護士には向き不向きがある

この記事は、介護士に興味がある人や介護士として働き始めたばかりの人向けの記事です。
こんな悩みを抱えていませんか?

・介護士に向いているのだろうか?
・続けていけるだろうか?
・嫌にならないかな?

介護士の世間のイメージは「大変な仕事」です。 僕も介護士をしていると言うと、第一声「大変な仕事ですね」とだいたい言われます。 結論を言うと、介護士には向き不向きがあり、誰でもできる仕事ではないです。 介護業界は、間口が広いので誰でも介護士になることができます。 だけど、介護士が自分に合わなくて、すぐに辞めていく人もたくさんいます。 では、介護士にはどんな資質が求められるのか? 次の見出しで解説します。

介護士に求められる5つの資質

介護士が関わる高齢者は、足が不自由だったり、目が見えづらい、耳が聞こえづらいなど、認知症で物事を忘れてしまうなど、さまざまな不自由さや不安を抱えています。 そんな人たちと関わるため、介護士には必要な資質があります。

・思いやりがある
・コミュニケーション力がある
・忍耐力と体力がある
・観察力と判断力がある
・学ぶ姿勢がある

それでは一つずつ解説します。

①思いやりがある
介護士が関わる高齢者の方は、足腰が不自由だったり、目が見えづらい、耳が聞こえづらいなどの不自由を抱えています。また認知症を患っていれば、ここがどこだか分からず常に不安を抱えています。 介護士は、そんな高齢者の立場にたって考え、思いやる気持ちが求められます。 なぜなら、不自由さから不安を抱えている高齢者の心を軽くすることも介護士の仕事だからです。 なので、高齢者の立場に立って深く考え、相手の気持ちを理解して、相手に共感の姿勢で接することが介護士には求められるんです。

②コミュニケーション力がある
介護の仕事は、高齢者だけでなくその家族、職員や看護師、PTやCMなどさまざまな人と接する仕事です。 そのため、どんな人とも円滑に話せるコミュニケーション力が求められます。 例えば、高齢者とだったら一緒に笑ったり、落ち込んでいたら冗談を言って笑わすといったこともあります。また家族には利用者の状況を適切に報告することもあったり、同僚の職員に利用者の心身状況の申し送りをします。看護師やCMに、利用者の心身の状態を説明することもあります。 このように、さまざまな人や職種と関わる介護士には、どんな人とも円滑に話せるコミュニケーション力が必要になります。

③忍耐力と体力がある
介護の仕事は、肉体的にも精神的にもハードな仕事です。そのため、介護士には忍耐力や体力が求められます。高齢者の中には体重が重い人もおられ、そんな人を抱えて排泄介助や入浴介助をすることもあります。また、真夏にはサウナ状態の浴室で何時間も入浴介助をすることもあったり、シフト制のため早番、遅番、夜勤などがあり、不規則な生活になりがちです。認知症高齢者からは、心無い暴言や暴力を受けることもあり、認知症だからしょうがないと割り切らなければなりません。なので、ハードな仕事に耐えられる忍耐力や体力が介護士には必要になります。

④観察力と判断力がある
高齢者は、体力が低下していて免疫も落ちている人も多いので、体調をくずすこともよくあります。そのため、介護士は体調の異変に気づける観察力と異変が起きたときに適切に対応する判断力が求められます。 たとえば、脳梗塞が起きれば、口角の片方が下がったり、腕が上がらなくなったりします。 また、低血糖になれば、冷や汗をかいたり、意識が朦朧とすることもあります。そういった異変に瞬時に気づき、適切な対応をとることが介護士には求められます。 なので、普段から高齢者を観察して、観察力をつけて異変があれば適切に判断する力が介護士には必要です。

⑤学ぶ姿勢がある
介護に関する見解や知識は日々進歩を続けていて、新しい考え方や介護方法が生まれています。 そのため、介護士は日々学ぶ姿勢を持つことが大切です。 本を読んだり、研究発表や勉強会に参加して、新しい技術や知識を吸収し、高齢者や家族に分かりやすく伝えることが求められます。

以上が介護士の求められる資質になります。

今はなくても経験を積み上げれば資質は見につく

ここまで読んできて「自分には無理!」と思った人もいると思います。また、介護士をしていて先輩や上司の高齢者に対する思いやりや声かけを聞いて、自分の未熟さに落ち込んだ経験もあるでしょう。 伝えたいことは、最初はできなくて当たり前ということです。 最初からできる人は誰もいないし、あなたの先輩や上司だって最初からできたわけではなく、経験を積み上げているから今があるわけです。なので、落ち込む必要はまったくなく、日々学びながら経験を積み上げていきましょう。 介護士に必要な資質が身につき、介護のプロとしての自覚が芽生える日が必ずきます。

資質がなくても介護業界にはできる仕事がある

介護士がどうしても肌に合わないと言う人もいるでしょう。そんな人手も介護業界には、できる仕事があります。
例をあげると

・介護営業
・介護事務
・調理師
・ドライバー
などです。

コミュニケーション力やセールストークがあれば介護営業として活躍できるし、正確な処理ができれば介護事務として活躍できます。また、調理師やドライバーといった仕事も介護業界にはあります。 介護士は無理だと思ったら、そういったポジションで働いてみるのもいいと思います。

まとめ

今回は、介護士に必要な5つの資質について解説しました。 おさらいとして、介護士に求めれれる資質はこちらです。

・思いやりがある
・コミュニケーション力がある
・忍耐力と体力がある
・観察力と判断力がある
・学ぶ姿勢がある

今はなくても、日々学んで経験を積んでいくことで資質は身についていくものです。 そしていつか、成長した自分を実感して介護のプロとしての自覚が芽生える日がきます。 なので、日々楽しみながら介護士として働いて欲しいです。
この記事が、介護士が自分に向いているのか悩んでいる人の一助となれば幸いです。

今回は以上になります。

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