福祉用具について

☆☆☆8 介護度別!役に立つ福祉用具~軽度者編(要支援1・2、要介護1)~

こんにちは!
「福祉用具屋さんのブログ」を書いている「福祉用具屋さん」と申します

今回は
介護度別!役に立つ福祉用具~軽度者編(要支援1・2、要介護1)
というテーマでお話していきます!

■軽度者向け福祉用具のポイントは「自立した動作を妨げる要素を取り除く!」

比較的各動作が自立に近い軽度の方(要支援1・2、要介護1)の福祉用具選びのポイントは
「自立した動作を妨げる要素を取り除く!」ということです
普段は問題なく生活できていても
早い段階から予防しておくことで
転ばぬ先の杖的な処置が行えるのです!

■軽度のご利用者に必要な福祉用具

ということで軽度のご利用者に必要な福祉用具を場所別にご紹介しますと…

●寝室
寝室の動作で気になるのは布団やベッドから立ち上がる際のふらつき
そんな時に役に立つ福祉用具はずばり「置き型手すり」
自重があって安定しており
ベッドや布団の脇に置くことで手すりをつかんでの立ち上がり動作が安全に行えます

●屋内移動
屋内移動で気を付けたいのが「転倒のリスク」
家の中の移動は
扉の開け閉め・段差の上がり降り・つかまるところがない場所の移動
などなど
転倒が起きやすい場所が至る所にあったりします

そんな屋内移動で役に立つ福祉用具は
「屋内用歩行器」「杖」「置き型手すり」「突っ張り型手すり」
「上がりかまち用手すり」
など

 住宅改修で壁に手すりを取付けしたり
敷居段差を撤去してバリアフリーにしたり…
といった工事も介護保険の補助で対応可能です!

●屋外移動
自力で歩けるのであればできれば外出して生活範囲も広げられると
より生き生きした生活を過ごせますよね
しかし屋外は道路も凸凹があったり坂道・車道・側溝など危険がいっぱい!

そんな屋外で役に立つ福祉用具は
「屋外用歩行器」「杖」

特に屋外用歩行器は買い物かごが載せられてお買い物がしやすくなっていたり屋外で使いやすいよう工夫されています!

●入浴
自力での入浴は入口段差があったり床も滑りやすかったり
浴槽またぎ動作や浴槽内の立ちすわりなどふらつき・転倒のリスクがいっぱい!

そんな浴室で役に立つ福祉用具は
「入浴補助用具」と呼ばれる介護保険での販売対象の福祉用具です
・シャワーベンチ(洗い場での立ちすわりを補助)
・浴槽用手すり(浴槽マタギ動作を補助する)
・浴槽台(浴槽内の立ちすわりを補助する)
・バスボード(浴槽マタギを座って行える)
・浴室内すのこ(浴室段差を解消する)など
また住宅改修での手すり取付も介護保険の補助対象でよく行ったりします

●トイレ
トイレの場合は便座の立ちすわりやズボンの着脱動作が大変だったりします
そこで使われる福祉用具としては
「トイレ用手すり」(便座の立ちすわりを補助)
また住宅改修での手すり取付工事もよく行ったりします

あと和式トイレでしゃがむ動作がしんどい…という場合であれば
「和式トイレの洋式化」
 ・和式トイレにかぶせるタイプの洋式便座を購入
・住宅改修での和式トイレを洋式トイレに変更する工事

も介護保険補助を使って行えたりします

※要支援1・2、要介護1の介護度の場合
一部例外を除いて「特殊寝台(付属品含む)・車いす(付属品含む)・床ずれ防止用具・体位変換器・移動用リフト・徘徊感知器」は介護保険レンタルができません

詳細については担当のケアマネジャーさんか福祉用具専門相談員さんにご相談ください

■自力で出来るうちから「転ばぬ先の杖!」

以上のように各場所で役に立つ福祉用具の代表例を取り上げましたが
どんな方でも自分のことは自分で行いたいという気持ちを持っていると思います
軽度の方の比較的自分で出来ることも多いので
福祉用具なんて頼りたくない!
なんていう声をいただくこともしばしば・・・

しかしながら実際には
転倒→骨折→入院→長期安静となって
退院後は以前のような歩行状態には戻せなかった…
なんていうことも多いです

今回お話ししたような予防策を
できるところから早い段階で実行してみてはいかがでしょう?


というわけで
最後まで読んでいただきありがとうございました!

これからも福祉用具にまつわるコラムを定期的に投稿していきますので
どうぞよろしくお願い致します!!
ではでは

私のブログです(もしよかったら見てみて下さい!)

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