奈良県立医科大学からブレス発表

先日、私の勤める会社にある一部上場企業グループのセールスレディーが訪ねてきました。
内容は、「弊社のグループ会社が新型コロナウイルス不活性化に役立つオゾン発生器の製造販売を始めましたので介護施設を紹介して欲しい」という内容。

確かに、高齢者が感染すれば命に関わる新型コロナウイルス感染症ですから、コロナウィルスの不活性化に役立つ商品なら是非内容は聞いてみたいもの。
私は、そのセールスレディーから色々と情報を聞いてみました。

新型コロナウイルス感染症の不活性化に低濃度のオゾン効果があると発表したのは以下の2医科大学。

まずは令和2年5月の奈良県立医科大学の発表。
内容については以下のとおりです(原文まま)。

(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認
(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化の条件を明らかにした。

公立大学法人奈良県立医科大学 一般社団法人MBTコンソーシアム

奈良県立医科大学(微生物感染症学 矢野寿一教授、感染症センター 笠原敬センター長)とMBTコ ンソーシアム(感染症部会会員企業:クオールホールディングス株式会社、三友商事株式会社、株式会 社タムラテコ、丸三製薬バイオテック株式会社)の研究グループは世界で初めてオゾンガス曝露による新型コ ロナウイルスの不活化を確認しました。
また、その不活化の条件を実験的に明示することにより、実用性を学問的に示しました。
診察室や集会場等においては、感染拡大防止のため使用後は手作業によるアルコール拭き等で除菌を行っており、労力と時間がかかっていました。
この課題を解決する手段の一つとして、オゾンガスによる除菌が提唱されていましたが、その医学的エビデンスはありませんでした。
この度、奈良県立医科大学を中心とする研究グループはオゾンガス曝露による新型コロナウイルスの不活化実験を行い、オゾンにより、新型コロナウイルスが不活化されること、ならびに、オゾンの濃度と曝露時間の 条件とオゾンの不活化の関係について実験的に明らかにしましたので報告します。

次に藤田医科大学
令和2年8月26日の報道発表資料です(原文まま)。

これまでに高濃度の「オゾンガス」は、新型コロナウイルスの感染力を抑制する効果があることが報告されていますが、人体への毒性があることが課題となってきました。
藤田医科大学の村田貴之教授は、密閉した容器の中に新型コロナウイルスを付着させたステンレスを入れ、容器の中で日本の作業環境基準で健康には影響が出ないとされる「0.1ppm」という低濃度のオゾンガスを発生させて影響を見る実験を行いました。
その結果、湿度80%の条件のもとでは、10時間後には感染力のあるウイルスの量が、処理しなかった場合の4.6%にまで減少したということです。
また、さらに濃度が低い「0.05ppm」で実験した場合でも、20時間後には、感染力のあるウイルスの量が5.7%にまで減少したということで、人体に有害ではない低い濃度のオゾンガスで、新型コロナウイルスの感染力を抑える効果があることが明らかになったとしています。
一方で、湿度55%では、80%のときほどウイルスの量が減らなかったということです。
藤田医科大学では、今回の実験結果を踏まえて、来月から病院の待合室や病室などにオゾン発生器を設置することにしています。

大学病院の待合室や病室に設置するのですから、効果がありかつ人体に影響がないことがよくわかりますね。
このような装置が普及すれば、介護施設やデイサービス、病院、クリニック、障害者施設、小学校、保育園、幼稚園等高齢者や子供、社会的弱者の方々が集まる施設の運営には大助かりですね。

インターネット等では情報発信しない。値崩れするから!?

セールスレディーによると、その会社が製造したオゾン発生器は6年間電源があるだけで効果が持続。
新型コロナウイルスだけでなく細菌や消臭にも効果があるという優れもの。
A4より少し小さなサイズで設置しやすく、1台の機器で約30畳の空間をカバーできるということです。

デイサービスなんかでは2台設置すれば十分ですよね。
価格は1台15万円弱。医療・福祉施設ではコロナ関連の補助金が出ますので、代金の半分程度は補助金で賄えるというもの。

リハビリ型デイサービスでは、利用者の利用控えにより事業者側も収支が圧迫され、なおかつ利用者の要介護度に影響しているのは、本サイトでも既報のとおりです。
そんな社会に役立つ製品ですから、私もコラムで情報発信させていただき販売に協力させていただきたいと申し出ました。

すると、そのセールスレディーからは、「会社の方針でインターネット等では情報発信もしないし販売もしない。私達がセールスして回るのでセールス先を教えて欲しい」との返答。
「在庫に制限があるからですか?」との問いには、「それもありますけど、会社の方針で値崩れを避けたい。」とのこと。
新型コロナウイルス感染症がこんなに社会問題になっているのに、社会的公器である東証一部上場企業ともある会社の方針がこれ。しかもその会社の主要取引先は医療福祉業界。

私は少しガッカリしました。
残念ながらその会社の製品名や社名は公表出来ませんが、先程の両大学の発表を見ても効果は明らか。
そこで私は、他社の製品を調べてみました。

奈良県立医科大学の発表後、様々な会社が製品を発表!!

まずは1社目。
オーリック株式会社。
こちらはペットの消臭でオゾン発生器を発売している会社です。
同社のオゾン発生器、剛腕2800は、10㎡の空間を40分で新型コロナウイルスを不活化(CT値330)させることができるそう(オーニット社内実験にて検証:但し、無人下が条件です)
8月18日現在、在庫はありますが、すぐに売り切れますので、ご注文はお急ぎ下さい!

https://www.ohric.jp/ozone/form.htm

こちらのURLからカタログを請求すると、資料がおくられてくるようです。
ただ、問い合わせが多く、製品送付には時間がかかるよう。

2社目。
株式会社日本オゾン。
こちらも医療福祉施設、ペットショップ、ホテル等の消臭用としてオゾン発生器を製造しているメーカーです。
同社のオゾン生成装置 HYD-CSシリーズ。
詳細は以下のURLでご確認ください。
https://nihonozon.co.jp/product-category/covid-19/


3社目。
株式会社エイ・アイ・シー
こちらの会社も消臭装置やゴミ処理装置を製造している会社です。
商品名はオゾンガス発生器 「スペースくりん」。
病院や歯科医院、ホテル、飲食店の厨房など、衛生面でお困りの様々な企業、施設様にご利用頂いているよう。
奈良県立医科大学や藤田医科大学のマスコミ発表後、医療福祉施設から問い合わせが多数。納入実績も多そうです。
詳細は以下のURLでご確認ください。
https://eco-kankyo.com/voice/ozon_gas


4社目。
三協エアテック株式会社。
同社のホームページによりますと以下の説明となっています(原文まま)。

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する製品お問合せについて
世界で感染拡大が続く「新型コロナウイルス(COVID-19)」ですが、国内でも感染症の流行拡大が増しており、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大するなど状況は深刻化しています。
感染対策への取り組みにあたり、効果が期待される「オゾン機器」や「加湿空気清浄装置」に関するお問合せを多くいただいております。
 弊社製品「うるおリッチ(高度清浄加湿装置)」には、ウイルスを不活化する「プロテイド殺菌フィルタ」を搭載しております。
プロテイド殺菌フィルタ独自のたんぱく質触媒により、ウイルスの持つエンベロープ(たんぱく皮膜)を溶解し、ウイルスを不活化(ウイルスとしての機能を失う)します。
現時点では、新型コロナウイルスへの実証実験は行えておりませんが、インフルエンザウイルスに対する不活化は確認しており、新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスと同様にエンベロープを有する構造のウイルスと言われておりますので、同様の効果(ウイルスの不活化)が期待されています。
 加湿と空気清浄でウイルス抑制・不活化
▼高度清浄加湿装置『うるおリッチ』
https://www.uruorich.jp/uruorich/


インターネットで調べるだけで色々なメーカーから発売されているようです。
実際の使用に当たっては、メーカーにお問い合わせされ、人体への影響等も確認される必要があると思います。

介護施設。特にデイサービス運営のお会社さまは導入をご検討されては如何でしょうか。


 

この記事を書いたコラムニスト

佐久間信二 (さくましんじ)

介護事業研究所所長

昭和63年関西学院大学卒業
某大手企業の介護事業子会社の設立・運営に携わり、経営者として売上高20億円企業にまで成長させる
現在、個人で介護事業研究所を設立。個人の皆様に介護事業所の運営・経営に関し情報発信を実施。

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