介護施設のちがい⑫ホーム入居を嫌がるご両親を介護するには~看護小規模居宅介護~

前回ご紹介した「小規模多機能居宅介護施設」。でも医療行為が常時必要で入れない。そういう方のために。

前回ご紹介した小規模多機能居宅介護というサービス。
ホーム入居を嫌がる方に、デイサービス+訪問介護+ショートステイ・ロングステイを組み合わせたサービスで、住み慣れた自宅で出来るだけ長く住めるサービスということでとても好評でした。

しかしながら一部の読者からご質問が、、、、。
「私の家族は夜間も医療行為が必要なので、残念ながら小規模多機能居宅介護サービスは使えなかった。他に役に立つサービスはありませんか?」というご質問でした。

今回ご紹介するのは、小規模多機能居宅介護サービスに訪問看護サービスを加えた、看護小規模多機能居宅介護施設。
このサービスなら夜間医療行為が必要な方も利用できます。
看取りサービスも可能。
(※図はワムネットより引用)

(※厚生労働省 資料より引用)

泊り部屋は看取りの御利用者さまで一杯。本当に御家族の介護にお困りの方のために。

今回は、豊中市で唯一同サービスを提供されている、看護小規模多機能居宅介護施設「まこと」さんをご紹介します。

同施設は阪急庄内駅から徒歩15分の場所に立地。
株式会社まこと2560が運営されています。

同施設は2018.12に開設。オープンから1年程度しか経っていない新築施設です。
館内は清掃が行き届き、職員さんも明るく元気な方が多かったです。

小規模多機能居宅介護施設に訪問看護事業所が併設されているため、訪問看護の看護師さんがひっきりなしに出入りされていました。
利用定員は29名。まだ定員に余裕があるそう。
1Fの宿泊施設9室は看取りの利用者さまで満室状態。泊りの方の受入れが難しいのが現状の悩みのようです。

デイルームでは利用者さまが機能訓練の集団体操を楽しんでおられました。
皆さん、明るい笑顔でサービスの良さを感じました。

同施設は訪問看護を活用した医療依存度の高い方も利用可能。
夜間の訪問看護もおこなっているようです。最後までご自宅で過ごすことを望む御本人様、御家族さまにはピッタリのサービスですね。

看取りの場合でも、同施設の宿泊施設を利用できるので、こちらも安心。
ほぼ毎日、デイルームに通っている方にとって、慣れ親しんだ職員さんの介護・看護を受けながら看取られるのは、自宅で看取られるのに等しいかもしれません。

本当に安心なサービスですよね。

リーズナブルな料金設定。でも参入する事業者が少ないのが難点。

宿泊費用は3,550円(宿泊費2,000円、3食+おやつ1,550円 税別)とリーズナブル。
1ヶ月のロングステイでも10.6万円程度。
ホームに入るよりリーズナブルかもしれないですね。
これなら安心して利用できます。

看護小規模多機能居宅介護サービスも残念ながら介護保険上は住民票のある市町村でしか使えないサービス。
「まこと」さんも豊中市に住民票のある方しか使えません。
またデイルームサービス利用の送迎の関係から、豊中市でも西部の方しか迎えに行けないよう。
豊中市内に1か所しかないサービスなのに豊中市の東部の方は利用が難しいよう。

他の事業者さんが参入していないのが残念です。
サービス内容があまり周知されていないので利用者さまが少なく、採算をとるのが難しいのが原因のよう。
ケアマネの皆さんが看護小規模多機能居宅介護施設の魅力をもっと利用者さまらに伝えていただくのが普及の早道かも。

医療依存度の高いご家族さまも、出来るだけ自宅で過ごしたい。そんな方は一度、自身でお過ごしの市町村の看護小規模多機能居宅介護サービスをお探しになってみられては如何でしょうか。
ホームに入らず、出来るだけ自宅で過ごしたい。でもご家族には介護の負担を出来るだけかけたくない。
そんな方に最適なサービスだと思いますよ。

この記事を書いたライターをご紹介

荒牧誠也 (アラマキセイヤ)

コラムサイト介護の三ツ星コンシェルジュ編集長

株式会社ベイシス 取締役シニア事業部長
1964年 大阪府大阪市生まれ
1988年 関西電力㈱入社。介護事業子会社 ㈱かんでんジョイライフや医療関係子会社 ㈱かんでん在宅医療サービスの設立や運営に従事。関西電力グループのメデイカル・ヘルスケア事業の企画業務や㈱京阪ライフサポートのM&Aに従事後退職。
2017年 関西電力㈱を退社。㈱ベイシスの取締役シニア事業部長に就任。

関連バナー ライター関連サイト

ページトップへ
老人ホーム探しはこちら