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「将来に不安を感じる」77% 連合調査の衝撃と老後資金のつくり方①

日本の社会と労働組合に関する調査2017  より

日本労働組合総連合会は、働く人が持つ生活意識や社会の理想像を把握するため、2017.4月に「日本の社会 と労働組合に関する調査」と題し、インターネットリサーチにより調査を実施しました。
全国の15歳~64歳の働く人1,036名の有効サンプルを集計したところ、将来に不安を感じることがある方が、「非常に感じる」38.2%、「やや感じる」38.8%、 あわせて77.0%になりました。

全体の8割弱!!!若手、中堅、ベテランに関わらず、将来に不安を感じる方が多いようです。

また、全回答者(1,036 名)に、将来の日本(1年後、3年後、5年後、10年後、30年後)について聞いたところ、いずれ においても、『良くなっている(計)』(「非常に良くなっている」と「ある程度良くなっている」の合計)は2割台にとどまり、7割以上が悲観的な見方であることがわかりました。
特に、「全く良くなっていない」と回答した人の割合は、予想が3年後、5年後、10年後、30年後と未来になるほど高まっています。

10年後、30年後をどう考えるか!!ですが、想像できる未来より、想像できない未来の方を悲観的に見ている方が多いというのは、日々不安を抱えながら生活しているということにつながっているのではないでしょうか。

将来の不安のどこから??「老後の不安」が最多!!!

将来についての不安の原因は何なのでしょうか?
将来に不安を感じることがあると答えた人(798名)に、不安の原因を聞いてみたところ、
・「老後の生活」が最も多く64.2%、
・「預貯金など資産の状況」が56.0%、
・「家計のやりくり」が52.4%、
と上位3位までがお金の不安。
次いで、
・「自身の健康状態」が 46.0%、
・「税金や社会保険料の負担」が43.7%、
・「仕事の有無」が41.5%と続きました。
何と健康以外は、全てお金に関する事。

老後の生活や、家計の状況、 雇用が不安の源泉になっている人が多いようです。
世代別にみると、「老後の生活」は世代が上がるにつれ高くなり、60代では82.0%と8割を超えました。
ただ、「仕事の有無」は若い世代ほど高く、10代では58.8%、20代では52.8%と20代以下の若者では半数以上となっています。

日本の安定のために必要なことは?

では、そんな不安を抱えているか方々が、「日本が安定的に成長や発展をしていくために重要だと思うこと」として選択したのが、
・「安定した雇用」が最も多く 69.5%、
・「労働環境の改善」が 52.3%、
・「医療や介護制度の充実」が 41.3%、
・「子育てや教育に対する支援」が 38.3%、
・「失敗してもやり直しがきく環境」が 35.8%で続きました。
日本の成長・発展のベー スは安心して働ける環境と社会保障の充実だと考えている人が多いようです。

雇用、医療・介護制度、子育て等、最も基本的なことに対しての要望が多いことが伺えます。
 

老後の不安をなくすために!!!まずは備えを!!!

連合さんのアンケート結果から、今後ますます進展していく超高齢社会の不安が如実に表れています。
・賃上げされても社会保険料があがり実質手取りはマイナス
・賃上げされても所得税があがり実質手取りはマイナス
・子供の教育の他、親の介護もあり、支出は増えるばかり
未来を考えても、本当に不安になることばかりです。

今後、当コラムサイトでは、「老後の不安に対する備え」をテーマに様々な対策をご紹介していきたいと考えています。
「お金の増やし方」、「保険での対応」、「不動産を含めた資産の活用の仕方」等々、色々な情報を掲載していきますので宜しくお願いします。

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