だったら結局何を準備すればいいの?

  • 掲載日 : 2018年12月31日

費用の準備、相続の準備について上では書いていますが、鍵になるのは「住まい」です。
理由の中でも、特に重要な3点をご説明します。
 

1.根本的に「移動のコスト」つまり「時間」が大きく変わります。
「介護に充てる時間」、「仕事を休む時間」、「自分、あるいは兄弟が対応可能な時間」、「役所・施設・病院が空いている時間」。
介護のためには「特定時間帯中の可処分時間」が膨大にかかります。
明日、もし、自分の生家にお住まいのご家族が介護状態になっても役場や介護施設に何度も通う余裕はありますか?
5年後、10年後、今より可処分時間が増える見込みはありますか?

2.心身ともに健康に保つための基本的な環境が大きく変わります。
医療・介護・都市環境等、周辺環境によって医療・介護に関わる事故発生リスクは変わります。
たとえば、「医療」で言えばかかりつけのクリニックや、技術レベルの高い救急病院が近い事で「手遅れ」になる可能性を最小限に抑えることが出来ます。
「介護」であれば、近隣に社会福祉施設があるとします。
そうすると、シニア向けに認知症、「フレイル」(つまり介護前の心身悪化)予防の催し物を行けたり、
「気づかないうちに急に体調が悪化してしまい要支援・要介護状態になる状況」を回避することが出来ます。
あるいは、近所に商業が多くあると、常に刺激があるので頭も使いますし、体を動かす原動力にもなります。
シニアになると頭や体を動かすことをどうしても避けがちになってしまい、そのことが要因となり体調の悪化にもつながってしまいます。

3.介護とシニアライフのための「住替え」と、実際の介護の手間の度合いは密接な関係があります。
介護のための住替えは、ただの引っ越しではありません。
お子さんの教育のためにエリアを吟味される方がいらっしゃいますが、それをイメージしてください。
自治体により制度の取り扱いが変わります。
「特養」、「老健」、「ケアハウス」等、それぞれの施設のタイプによって行うサービスが変わります。入れる条件も違います。
同じタイプの施設の間でも同じサービス=医療行為・看護行為・介護行為はありません。
介護の住まいは、受けるサービス内容と一体化しています。
さらに言えば、料理や洗濯、掃除のような「家事の動線」と同じように、介護にも「動線」があります。今のままのご自宅で、問題なく介護を行えますか?
家の中に段差がいくつあるか、どれくらいの高さの段差があるか数えたことはありますか?
親御さんの部屋、まさか2階にありませんか?
「家の中で転んで今日から要介護状態」という話はよくあることで、家の中の状態によって心身の状態が大きく変わるリスクが変わります。
人手不足がますます深刻化していく中で、リフォームに幾らかかり、大工さんをどれだけ待つ必要があるでしょうか。

さらに言えば、料理や洗濯、掃除のような「家事の動線」と同じように、介護にも「動線」があります。今のままのご自宅で、問題なく介護を行えますか?
家の中に段差がいくつあるか、どれくらいの高さの段差があるか数えたことはありますか?
親御さんの部屋、まさか2階にありませんか?
人手不足がますます深刻化していく中で、リフォームに幾らかかり、大工さんをどれだけ待つ必要があるでしょうか。

私たちベイシスは、「親御さんが65歳を超えているのであれば、一旦住まいについて考えるべきだ」、そう考えます。
親御さんに介護の話を切り出すのは、覚悟がいりますよね。
でも、「一旦リフォームしようか」って切り出すのは少し楽です。
リフォームするとなると、親御さんも自然と、自分の介護のことを考えてくれて、「本当に必要なのはリフォームなの?」「そういえば、家の相続ってどうするの?」という頭になります。

親御さんにリフォームの話、してみませんか?
それで、介護の頭に切り替わったら、私たちの「住替えチェックシート」を一緒に使ってみる、そんな使い方もあります。

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