自己紹介(シニア世代への準備) 垣内イスズ
50歳で起業を考えて
はじめまして
今日からコラムを書かせて頂きます、垣内イスズです。
私は、けあ人財アカデミー合同会社の代表として、介護・高齢者事業で働く人たちの人財育成とメンタルヘルスケアをライフワークとして活動しています。
今の仕事を始める前の16年間、パナソニック エイジフリー株式会社(介護事業)で、介護付有料老人ホームの開設に携わり、人事・営業・施設長・人材育成を担当してまいりました。
40才で入社し、定年まで頑張るつもりでした。
50才になった時、あと10年で定年だなとふと思い、定年後の自分の人生はどのようになるのだろうと考えた時、とても大きな不安を感じました。定年後は悠々自適の暮らしが待っているとは思えない状況でした。
そこで、不安を抱えて50代を過ごすよりも、これからの10年間を60代に向けての準備期間にしようと考えました。
まず60才からの人生のテーマを考えました。
「明るく、楽しく、やりたいことをやる人生」 です。
テーマが決まると、より具体化するために自分との対話をしてみました。
この人生のテーマを実現するには何が必要だろう?
「元気な体と心、少し余裕のある資金」 だなと思いました。
これは健康生きがいづくりアドバイザーの資格取得時に学んだ、シニア世代を活き活きと生きるために必要な3K〔健康・経済・心〕につながるものでした。
この3Kを得るためにどうすればいいのだろう?
「ライフワークといえる仕事をもつ」 ことだと。
ライフワークと言える仕事とは
では、どんな仕事をしようか?
「これまでにやりたくて出来なかったことをする」
それもいいなと思いましたが、仕事にするにはリスクが高いと思い、自分の経験が活かせてニーズがあるものは何か?と考えました。
そしてたどりついたのが 「高齢者・介護事業で働く人たちの人財育成とメンタルヘルスケア」 です。
介護付有料老人ホームの施設長をしている時に、人財育成とメンタルサポートの必要性を痛感していたことが大きく影響しています。
いつ始めようか、
定年後?それとも?
「運命にまかそう。その時がくれば、おのずとそのように流れていくだろう」 と考え、タイミングを運命に預けました。
思考期間約3ケ月、自分とじっくりと向き合った結果です。
その後、55才の1月に突然「その時」が訪れ、4月末で退職、5月に起業し、はや5年になります。
また、この準備期間中に、NLP(神経言語プログラミング)という心理学を学ぶご縁を頂いてトレーナー資格を取得し、介護の仕事をする人へのカウンセリングもさせて頂いています。
現在は60才となり、これからの10年間は70代の仕事と生き方の為の準備期間ととらえ、仕事・趣味・遊び・学びに、そして親の介護に向き合う日々です。
このような私です、よろしくお願いいたします。
コラムでは、介護の職場にいた立場から、介護職員の人財育成をする立場から、介護職員をメンタルサポートする立場から、要介護の親を支える娘の立場から、「介護の職場で働く介護職員等」について書かせて頂きます。