シニア企業:シニアになっても働く
起業した理由
松下電工(現パナソニック)で入社以来30数年営業最前線、後半は介護事業に10年間携わりました。その間会社での教育・研修、諸先輩の教えや後押し、又得意先や様々な交流関係セミナーの聴講等でいろいろなことを学んできました。
これらの経験を各所属部署で、上長として部下や後輩に伝えていければの想いで、意識をしてそういう時間を作ってきました。
特に介護の世界に入ってからは、働く人たちの特性(これまでの経歴や性格等)を見て、これまで学んできたことを、出来るだけわかり易くコンサルティングや研修という形で伝えていくことを行って参りました。
自分も頭や身体を動かすことで元気が持続できるし、収入を得ることで励みになるし、彼らのスキルアップに大いに役立つのではないかと考えたためです。
なので、定年退職後3年間お世話になった介護施設の顧問で残って、勤務時間外で起業の準備をしてきました。
この業界で起業して思うことは、これまでの会社生活で経験してきたこと、学んできたことが介護業界で大いに生かせるということです。
起業までの準備とこれまで手掛けてきたことを示していきたいと思います。
職種や目指す内容が違っても、ご自分に置き換えて参考にしていただければ幸いです。
起業したもう一つの訳
介護施設を経営・運営してきた中で、ご入居者のキャリアファイルや経歴・ご性格・趣味等を見る機会があり、要介護に至った経緯や認知症を患った経緯を考察するようになって、その原因が見えてくるようになりました。
くわえて、常に好奇心を持って動いて、結果105歳まで長生きをした母親の生活ぶりを見てきたことで、「人間はいくつになっても頭と身体を動かしていけば元気を保ち続けることができる」と思うように。
定年を過ぎても起業して働き続けよう、そう思いました。
楽しく活動するためには目標を持って、自分の持ち味や、得意なところを出していけば相手に通じていき、役立ちが実感でき、その結果として長続きができると思って起業準備を始めました。
次回にその準備内容をお話します。