介護業界 嚙み砕き知識・ニュース

離職率の低い事業所の特長(人が集まる事業所になめるために)

今回、「有料老人ホーム三ツ星ガイド」発刊するにあたり、京阪神間の1,472箇所の有料老人ホーム・サ高住について、25の項目で調査を行いました。

事業所の広さやレンタブル率等ハードに関するものは、最初に決められているので改善は難しいですが、サービス面は事業所、経営者の考え方で変わるもの。

今回は、特に、「離職率の低い(5%未満/年)の事業所の傾向についてご案内していきます。
 

独自の研修やキャリアパスを導入している事業所

1件目に挙げられたのが、「多職種連携に成功している職場」。

事業所内にいる介護スタッフ、看護スタッフ、相談員、ケアマネ、調理スタッフ(栄養士等)、医師、歯科衛生士、薬剤師(調理スタッフ以下は外部事業所が多い)が利用者一人一人の目標を把握し、ADL改善について取り組んでいる事業所は離職率が低いという結果になっています。

その中でも、リハビリ職、看護職、介護職が、役割の垣根を超え、気付いたところでサービス提供している事業所は職員のまとまりが良く、明るく働いている印象を受けました。
介護職がリハや看護の知識を得ることにより、栄養士や歯科衛生士が介護の知識を得ることにより、自身のキャリアアップにも繋がる。
キャリアパスを明確化し、導入している事業所。そういう事業所を退職しようとするスタッフは少ないですよね。
 

非福祉学生の採用促進

次に紹介したいのが、「非福祉学生の採用促進」に力を入れている事業所。

大手企業によく見かける例ですが、採用対象を福祉系の学生だけに絞るのではなく、非福祉系の学生まで門戸を開けている所。福祉系の学生ばかりに頼っていれば、人材の取り合いになり、限界が見えてきている経営者の方も多いのではないでしょうか。

実は、採用全体で見ると介護業界はブルーオーシャンなのです。

IT化や経営企画、広報、営業、総、経理等を考えてみて、介護業界が他業種に比べどれだけ遅れているか考えてみればおわかりになるはず。特にIT導入による業務効率化は最たるものですね。

能力のある学生がブルーオーシャンである介護業界に入ってきて存分に実力を発揮する。
そうすれば、会社全体の業務効率化につながるだけでなく、社内に一体感が生まれます。
もちろん、非福祉学生も介護を経験することは必須です。
そういう取組みを実施している会社は魅力がありますよね。

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