医療と薬について

薬局を活用しよう!

薬局を活用しよう!その1

皆さんこんにちは。今回より当コラムを担当します、(株)J.みらいメディカル「きららみらい薬局グループ」の未来きららです。私共は大阪府下に17店舗を展開している薬局で、皆様の健康をサポートすべく日々奮闘しています。もっと皆様の身近な存在として薬局にどのようなことができるのかを、このコラムを通じて知っていただき、薬局を活用いただければと思います。
 

社会の変化と、医療に求められる役割

ご存知のように、日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。65歳以上の人口は、現在3,000万人を超えており(国民の約4人に1人)、2042年の約3,900万人でピークを迎え、その後も、75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。 このような状況の中、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年以降は、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。
このため、国(厚生労働省)においては、2025年を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
 

薬局が果たすことの出来る役割

そうした環境変化のなかで、私たち薬局(薬剤師)も地域の皆様に密着した健康ステーションとなり、特に医療・介護の分野でお役だちできるよう活動しております。

私共が担う役割として、
①使用する薬を複数の医療機関から同じ薬が処方されていることに気づいたり、相互作用(注意が必要な飲み合わせ)が起きるのを防ぎます。

②薬局では、処方せんによる調剤のみならず、市販薬や健康食品の取り扱い、介護関連商品の相談なども行っています。例えば、かぜのひきはじめや発熱したときに、薬剤師が症状に合わせて適切な市販薬を選ぶお手伝いをしたり、医療機関への受診をおすすめすることもあります。介護の不安や心配ごとも、薬剤師がお話しを伺い、薬と健康に関する幅広い知識をもとに解決策を提案します。

③また、通院が困難な患者様へもご自宅や施設に訪問させていただき、お薬の管理や指導をしています。そのために医師、訪問看護師、ケアマネージャー、ヘルパーさん等とも連携しています。

④加えて、各店舗で地域の皆様向けに健康増進、疾病予防を目的とした健康相談会を定期的に開催しています。
 

結びのあいさつ

私共きららみらい薬局グループでは、処方箋がなくても気軽にお越しいただけるよう身近な健康ステーションを目指しています。「来てよかった、また来ようと思っていただける薬局」になるよう努め、お薬のプロとして日々研修研鑽にしておりますのでぜひご活用いただきますようお願いいたします。

次回からは、薬局での薬剤師の役割・仕事や管理栄養士の役割・仕事について、事例などを交えて詳しくシリーズでご説明させていただきます。
 

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この記事を書いたコラムニスト

未来 きらら (ミライ キララ)

(株)J.みらいメディカル

(株)J.みらいメディカル「きららみらい薬局グループ」の未来きららと申します。地域に根差した薬局として、地域で貢献すべく日々努力しております。コラムでは、薬局での薬剤師や管理栄養士の役割や仕事内容をわかりやすくシリーズで紹介します。皆様のお役に立てれば幸いです。

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