介護に備えたライフプラン

人生のイベントと資金計画をライフプランで確認しよう!

FPが日常的に扱っている「ライフプラン」についてお話致します。

皆さんは、「お金について不安はあるけれど、何から考えたら良いかわからない」と思ったことはありませんか?毎日流れるニュースでは、少子高齢化や年金制度の問題、コロナによる収入減少や雇用不安など、心配事や悩みが絶えません。

こうした不安を解決する助けとなるのが、ライフプラン表になります。

下のグラフは「夫42歳、妻39歳、子供2人、賃貸住宅(3年後に住宅購入)、サラリーマンと専業主婦」のモデルプランで、「年間収支の推移」と「家族のライフイベント表」になります。

この表を作成するには、「ご夫婦の勤務状況」、「お子様の就学予定、「持家か賃貸か」、「退職金はあるか」、「車の買換えサイクル」など、人生設計を詳細にお聞きしていきます。モデルケースの場合、二人のお子さんが大学進学するときに貯蓄残高がマイナスとなり、退職金で何とか持ち直すのですが、65歳を超えると貯蓄がなくなり、再度赤字が膨らんでいくというのが一目で分かります。

どうしよう?となりますよね。

でも「大変だ!」ということが分かれば、今から何ができるかということを事前に考えることができます。

例えば、「奥様がパートに出る」、「携帯電話料金を見直す」、「保険を見直す」、「旦那のお小遣いを減らす」、「住宅ローンを組み直す」などの対策を講じることにより、マイナスになった貯蓄残高の推移をプラスに持っていくことが可能になります。

このように見えていないものを可視化することによって、漠然とした心配が解消され、受け身ではなく、主体的な目的のある人生を送ることができるようになります。

懐事情は各家庭によって違います。一度皆さんもご自身のライフプランを見てみませんか?人生はどうなるか分からないという意見もごもっともで、プランが途中で変わる場合もあります。そんな場合は、定期的にライフプランもメンテナンスすることをお勧めします。

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この記事を書いたコラムニスト

廣瀬素久 (ヒロセモトヒサ)

株式会社F・P・S所属のファイナンシャルプランナー

専門分野:ライフプラン・資産運用・保険

個人のマネー・人生相談からFP向けの研修までこなす幅広い知識と経験で、知っていると役に立つ様々な情報を分かりやすく発信していきます。

資格:1級ファイナンシャルプランニング技能士  2級知的財産管理技能士  CFPⓇ

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