介護施設で働いておられる方にとってとろみは身近なものだと思いますが、そうでない方にとっては、どんなものか知っているけれど見たことや、実際にとろみの付いた飲み物を飲んだことは無いという方がほとんどでは無いでしょうか。
とろみ飲料は、飲み物や食べ物を飲み込む能力が低下した高齢者の方が、誤嚥や窒息を起さないために必要なものであり、とろみの濃さについては基本的に一人ひとりに合わせての調理が必要です。それに加え、状態の変化に合わせて提供しなければいけません。
一人ひとりの状態に合わせて提供が必要なとろみを、一律の濃度で提供した場合どうなることが考えられるでしょうか。一例として、嚥下能力が低下している高齢者が薄いとろみを必要とされている方に、濃いとろみを提供した場合、飲み込んでから胃に届くまでにいつも以上の時間を必要とし、食道をゆっくりと通過していきます。この場合、食道にとろみの滞在時間が長く誤嚥のリスクが高くなると考えられます。
①の写真は基本的なとろみ飲料の調理方法となります。1杯のとろみ飲料を調理するために必要な時間はおよそ2分ですが、必要な高齢者の数だけ調理する必要がありますので、10名とろみが必要な場合2分×10名=20分は必要な計算となります。また、調理する時間も調整しなければ、時間がたつにつれとろみも固まってきます。調理した時は薄いとろみだったのに、提供する時は濃いとろみになっていたなんてことも介護職の方であれば経験があるのではないでしょうか。現場で一人ひとりに合ったとろみ飲料を調理するには、相当な技術が必要であり、手作業で行うには限界に来ているのが実態だと思われます。
それに加え、新型コロナウイルスなどの事もあり、とろみ飲料の保存方法であったり、衛生面等も今まで以上に気を付けなければならない状態で、職員が時間を割いているとろみの調理、その仕事、機械にまかせてみませんか?
とろみ飲料調理の現状、現場の課題や問題点を解決する為に開発されました株式会社アベックスの「とろみ自動調理サーバー」をご紹介いたします。
とろみ自動調理サーバーの特徴といたしまして
①2分間で最大2ℓの調理が可能
②均一なとろみ付け(薄いとろみ・中間とろみ・濃いとろみの3段階対応)
③最大8つのメニュー設定(とろみ無しも可)
④あらゆる液体にとろみ付けが可能
⑤最適温度での調理・提供が可能(温:約45℃、冷:約20℃)
⑥安心のサポート体制(毎月1回の保守点検、随時修理対応)
⑦場所を選ばないコンパクト設計(横幅30cm×奥行65cm×高さ79cm)
これら7つの特徴があります。
ボタン一つで誰でも簡単に、常に安定したとろみ飲料が密封状態で安心安全に調理できる、しかもサイズはコンパクトで置き場所も気にならないメリットばかりの商品となっております。今までとろみ飲料の調理をしていた時間を、他の業務に充てることができるようになり、施設サービスの向上に繋がるとともに、提供するとろみ飲料が安定化する事で、高齢者の食の関心が強まり、元気になられる方も出てこられるかもしれません。
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株式会社ベイシス 営業部 シニア課
2016年 住宅型有料老人ホームで介護職員とし入社。3年目からサービス提供責任者を従事後退職。
2020年 株式会社ベイシスへ入社し、シニア事業部 主任に就任。