介護施設での暮らし

更衣介助の必要性

更衣は何回?

皆様は1日何回更衣をされますか?
仕事の日であれば、多い方だと3回ぐらいで、休日だと2回ぐらいでしょうか?
更衣を何回されるかは、皆様バラバラだと思います。自身の体調の関係や、季節による外気温の違い、寝る時はパジャマに着替えられる方、着替えない方いろいろな理由が考えられます。更衣をする必要は無いとの考えをお持ちの方もおられると思います。では何故、高齢者の方々に更衣をして頂く必要があるのでしょうか?今までの経験を元に説明をさせて頂きたいと思います。

そもそも更衣介助とは?

更衣介助はご自身で更衣する事が難しい方のお手伝いをし、更衣していただく事を指します。ご自身で更衣が難しい理由については、
①身体麻痺がある
②加齢による身体機能の低下
③認知機能の低下
などが考えられます。

更衣が大切な理由

私が更衣を大切だと考える理由は、
①更衣をすることで利用者の方々に生活のリズムを作ってもらう
②気分をリフレッシュしてもらう
③皮膚を清潔な状態で保つ
④褥瘡・アザなどの確認ができる
⑤介助時身体に触れることにより大まかな体温の確認ができる
などが考えられます。

注意点

更衣を行う際は、入浴時などと一緒で、室内の気温の確認、周りから見られないようにプライバシーへの配慮、更衣介助時の過度な介助、体の各関節の可動域の把握など、数々の注意すべき点があります。更衣は単純に着替えるだけの事のように感じますが、高齢者のQOL(生活の質)を向上させる大切な行動となります。

次回は、更衣介助のコツを簡単に説明し、施設での経験談も含めお話させていただきます。お手すきの際にご確認頂ければと思います。

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