入浴との違い

前回の入浴介助については、入浴が可能な場合の話であり、必ずしも利用者の方々が入浴できるわけではありません。裂傷の治療中やバイタル的な問題で、医師から入浴の禁止指示があったり、当日のバイタルで異常がある場合などは、入浴介助から清拭介助に変更し対応することがあります。このような内容以外にも、施設スタッフ時、「入浴は嫌だけど清拭なら良い」と利用者が仰り、入浴の交渉をしても気持ちの変化が無理そうな場合は、清拭対応することがありました。清拭対応は、手や足などを拭く部分清拭。全身を拭く全身清拭があります。

清拭対応の注意点

清拭をする場合、浴室でするのか居室でするのかで注意点は変わってきます。
浴室で清拭をする場合、入浴介助のコラムで説明した注意点を気にしてもらえば良いと思いますが、居室で清拭をする場合は、入浴介助とは違った点に気を付ける必要があります。
① ドアやカーテンは閉まっておりプライバシーの保護が出来ているか
② ベット上で介助にあたる場合、濡れてはダメな物が周りに無いか
③ 熱めのお湯が用意できているのか
④ 手が届く範囲にタオル等の用意ができているか
⑤ 清拭用のシャンプーやボディーケア用品が用意されているのか
⑥ 陰部洗浄は出来れば必ず行う
など細かいことを言うとまだまだあると思いますが、居室と浴室では注意する点も変わってきますので適切なケアを行えるように準備しましょう。

ケアを行うためには

今まで数回にわたり、介助についてのコラムを上げさせていただきましたが、大前提として、介助にあたる際は利用者の同意が無ければ行うことは出来ません。安全を最優先とし、利用者本人にも自分で出来る事をして頂く、そして、安心してもらえる環境を作り、ケアの際は次に何をするのか説明をして同意を得て、日々に合わせて適切なケアを行うことが大切になります。そのためにも、毎日の利用者情報を共有し、利用者について知らなかったという事が無いようにして、安心安全な介護を提供できるようにしましょう。

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この記事を書いたコラムニスト

中川友貴 (ナカガワトモタカ)

株式会社ベイシス 営業部 シニア課

2016年 住宅型有料老人ホームで介護職員とし入社。3年目からサービス提供責任者を従事後退職。
2020年 株式会社ベイシスへ入社し、シニア事業部 主任に就任。 

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