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ご存知ですか?介護の補助金~介護施設等における看取り環境整備推進補助事業(令和2年度)~

介護施設での看取り促進のための補助事業

厚生労働省は各自治体に対し「介護離職ゼロ」の実現に向けた受け皿整備量拡大のために、令和2年度に様々な補助金事業を打ち出しています。

要介護のご家族を介護施設に入居してもらったので一安心。
暫くはそうかもしれませんが、年が経つにつれ、病気等が心配されます。
介護施設によっては、施設面の整備がなされていないので、「申し訳ないですが、この後は療養型病院が介護医療院で」と生活相談員の方に言われる場合もありますよね。

ご本人さまは「住み慣れた介護施設で最後を迎えたい」と思っておられる方が多いのでは?

今回ご紹介する「介護施設等における看取り環境整備推進補助事業」は介護施設等における看取りに対応できる環境を整備するため、看取りや家族などの宿泊のための個室の確保を目的として行う施設改修費、ベッドなどの設備について補助することを目的に創設されました。

整備を行う個室は「看取り及び家族等の宿泊のために充分なスペースを確保すること」とされており、施設の状況に応じて様々な改修が考えられるため、個室の床面積基準などは設けない方針。整備した個室は、看取り利用が原則ですが、看取りの利用がない期間は、入所者や家族などの一時的な宿泊などの使用も可能とされています。

民間事業者の施設にも適用可!!!

補助対象事業は以下のとおりです。

特別養護老人ホーム
介護老人保健施設 
介護医療院 
養護老人ホーム
軽費老人ホーム
認知症高齢者グループホーム
小規模多機能型居宅介護事業所
看護小規模多機能型居宅介護事業所
介護付きホーム(有料老人ホーム又はサービス付き 高齢者向け住宅であって、特定施設入居者生活介 護の指定を受けるもの)
※ いずれも定員規模は問わない。

民間企業の運営施設が含まれているのがありがたいですね。

最大補助額1施設あたり350万円までです。

今年度から、自治体毎にニーズ調査の名目で補助金の募集がなされています。
詳しくは、皆さんが所属する自治体のHP等でご確認ください。
 

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