介護業界 嚙み砕き知識・ニュース

ビューティタッチセラピーを ご存知ですか?

エステ、メイク 利用者が活き活き 注目される「介護美容」の世界!

最近、介護現場で注目されている「介護美容」。
メイク、ネイル、エステ。
美容サロンさながらの施術を介護施設で受けられる。
介護と美容のスペシャリストが施術することにより、会話やマッサージを通じてその場の高齢者を明るくするだけでなく、不眠や抑うつの症状を和らげたりする健康効果も期待できる。

今回は、「日本介護美容サラピスト協会」が認定する「ビューティータッチセラピスト」の資格についてご紹介いたします。

同協会が提供するセラピーは、一定の効果が認められて2016年に厚生労働省の「保険外サービスガイドブック」にも掲載されています。
現在提供されているサービスは、フェイシャルセラピーハンドセラピーメーキャップセラピーアロマセラピー等。

例えば、フェイシャルセラピーは、通常のマッサージと違うのは、身体の機能回復が主な目的で、耳下腺などを刺激して、唾液の分泌を促すことで食事の摂取状態の改善が図れること。

このように、24時間365日サービスを提供している介護施設が抱える色々な悩みを解消することも出来、かつ1人当たり30分程度ゆっくり時間をかけ、会話しながら施術するので、レクや個別機能訓練にも役立つという優れものです。

「触れるケア」だけでなく、集団で取組むことによりコミュニケーションも活発に!!

同協会のホームページによると、ビューティタッチセラピーとは、スキンケアやメーキャップ等を通して肌に触れることで、心や身体の健康を促す美容療法のこと。
手足や背中を優しく撫でられると、痛みや不安が和らぎ、ぬくもりが伝わるといわれ、肌と肌の触れ合いによるコミュニケーションから、心地よさや不安の緩和に繋がるホルモンの分泌が促されるとのこと。

このような「触れるケア」はもとより、メンタルケアの魔法といわれる「化粧(メーキャップ)」なども含め、仕上がりに近づくにつれて、隣の方の体に触れたり、コミュニケーションが活発になる効果があるようです。

1対1の施術もありますが、グループでの施術やレッスンも可能とのこと。
男女を問わず、心の「わくわく感」をも惹きだす施術方法だそうです。

介護職員のキャリアアップのために導入も!!!

施術コースは5つ、
・基本コース(メーキャップセラピー)
・ハンドセラピー
・フェイシャルセラピー
・フットセラピー
・アロマセラピー

同協会認定のビューティータッチセラピストによる施術を個人またはグループで受ける場合の料金は、
・施術時間:1メニュー1人につき30分
・金額:1,620円(税込み)~
(フットセラピーは2,160円(税抜)~)
・施術頻度:月4回~月1回
・対象:男性・女性・どなたでもご利用いただけます。
とのこと。
基本は介護保険外サービスなので、利用者の自己負担となりますが、介護施設で負担する場合もあるそうです。

「でも、毎回自己負担で受けて頂くというのも・・・」と感じられる事業所のために同協会が進めているのが、「ビューティータッチセラピスト認定基本講座」。

講座は6日間(36時間)を基本としたコース。
介護の基本からハンド、フェイシャル、メーキャップセラピーに関する知識と技術が学べます。
[ビューティータッチセラピスト認定基本講座の内容]
・介護基礎講座(2日間12時間)
・ハンドセラピー講座(1日間6時間)
・フェイシャルセラピー講座(2日間12時間)
・メーキャップセラピー講座(1日間6時間)
介護資格があり、現役で働いている職員さんなら、介護基礎講座2日間が免除になり受講料が36,720円(税込み)。
(但し、受講後の認定試験(1日間6時間)受験料・ディプロマ発行・登録料込で15,000円(税込み))
意欲の高い職員さんのキャリアアップに役立ちそうですね。

利用者満足の向上と介護職員のスキルアップの両方を叶えられる!!!!

同協会の代表理事、谷都美子さんによると、
「長崎大学等と共同で長年続けてきた介護美容に関する研究では、高齢者が可能な範囲で毎日化粧を続けると、化粧を始めて3~4か月目で免疫機能の上昇が認められた他、スキンケアを週2回以上定期的に行う要介護者は、行わない人よりも認知機能が高いという結果もでているよう。」とのこと。

冒頭でも申し上げた通り、”一般的なレクでは満足しない”という利用者が多い施設では、是非、導入を検討してみたいものですね。
介護職員のスキルアップと利用者の満足両方につながる「ビューティータッチセラピー」。
是非、皆さんの施設でもお試しください!!!

詳細内容とお問い合わせは、下の同協会のホームページリンクからどうぞ!

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