薬局を活用しよう!その6薬局薬剤師の薬局外での具体的業務、在宅訪問など。
薬局を活用しよう!その6 薬局薬剤師の薬局外での具体的業務、在宅訪問など。
皆さんこんにちは。(株)J.みらいメディカル「きららみらい薬局グループ」の未来きららです。
インフルエンザが大流行していますが体調はいかがでしょうか?
今シーズンから1日1回内服の新しいインフルエンザのお薬も加わり治療の幅も広がりました。
しかし良いお薬ができても基本は予防です!
こまめな水分摂取と手洗い、出来るだけ人混みを避けるなど気をつけてくださいね。
薬局ではマスクの正しい使い方などの効果的な予防策、かかってしまった時の注意など様々な情報をお話しすることができます。
ぜひお話をしに来てください。
薬剤師の役割
前置きが長くなりましたが今回は薬局薬剤師が、薬局外で行っている仕事とその役割についてお話をいたします。
最近は薬剤師が薬局の中で患者様やお客様をお待ちしているだけでなく積極的に薬局外での仕事を行うようになってきました。
薬局外での仕事で多いのが在宅訪問です。
これは、寝たきりや足が不自由など通院、来局が困難な患者様のご自宅などに薬局の薬剤師が直接お伺いし、薬のお届けや薬の配薬に加え、そのお薬の服用上の注意点などの説明をさせていただいております。
それと同時に今現在の体調や薬の効果、副作用の発現の確認はもちろん、日常生活で困っていること、気になっていることなどのお話を聞いたり、介護用品や衛生用品など含め様々なご相談もお伺いしています。
そうして、得た情報を処方医やケアマネージャーに報告、相談することによって、患者様にとってよりよい治療ができるよう手助けをしております。
訪問に関しては、定期的に同じ薬剤師がお伺いすることがポイントで、それによって患者様やご家族からの信頼を得ることができ、色々な話を聞くことができています。
中には患者様のご自宅で2時間ぐらいお話をさせていただくこともあります。
このような薬局外における薬剤師の仕事は多職種連携が基本です。
薬局外の薬剤師の仕事 「他職種へ伝える情報」
患者様を中心に、病院のお医者さん、薬局の薬剤師、訪問看護ステーションの看護師さん、ケアマネージャーさんやヘルパーさんたちが協力し合って、患者様の生活がしやすいように、また元気に過ごしていけるようにサポートしていくという考え方に基づいて、他の職種の方と密に情報共有を行い、患者様にとってよりよいサポートの方法を相談しています。
薬局から提供する情報の例としては、お薬がきちんと飲めてなかった場合には、副作用や剤形、食事や生活リズムなど飲めない理由がどこかに潜んでいないかをしっかりと分析し、お薬の変更が必要な場合は医師に提案、お食事や生活リズムなどの工夫が必要な場合はケアマネージャーさんやヘルパーさんと相談します。
お薬以外でも、患者様の状態で気になるようなことがあれば、積極的に他の職種の方に話をしています。
また様々な介護に関わる職種に向けた研修会などに参加して交流を深め、薬剤師の仕事についてその方々に講演することもあります。
薬局外の薬剤師の仕事 「地域とのかかわり」
それ以外の薬局外の仕事としては、地域の健康展などのお手伝いもあります。地域住民向けに健康に関する講演会を行ったり、直接健康相談を受けたりしています。
また、学校薬剤師としての仕事も薬局外の仕事の一つです。
授業で子供たちに薬物乱用の防止などの話をしたり、学校内の環境整備として給食室や保健室、理科室での職員への指導、プールの水質検査、飲み水や教室内の空気の検査など、子供たちが健康で安全な学校生活が送れるような手助けをしています。
結びに代えて
このように、薬局の薬剤師は地域医療の一員を担うものとして今後薬局の中だけではなく、薬局外での仕事も増え、どんどん薬局から外に飛び出しいくことと思います。
街角で忙しく動き回っている私たちを見かけられることがあれば、その時はぜひお声をかけてくださいね。