個別ケア、個別リハビリも丁寧に心を込めて。
「また歩きたい」。その思いを実現するために。
自分でできることは、人に助けてもらわず自分で努力する。
そんな思いを持ったご入居者のT様。
目が見えにくいこともあり、自分がトイレへ行けるよう、見えやすい色で目印をつけ、ひとりで居室内の中を歩かれていました。
しかし夜間に誤って転倒。
左股関節骨折で入院することに。
病院にお見舞いに伺うとまだ痛みがある中「また前のように歩けるようになりたい」と一生懸命に立ち上がりや歩行の練習をされていました。
各スタッフが連携してサポート
そこでホームでは退院前からスタッフが連携し、T様の歩行能力再獲得にむけて、どのようなサポートをするかプランを練りました。
退院後は、毎日フロアスタッフと平行棒を使って歩行練習をするほか、週3回、機能訓練指導員による個別リハビリで、歩行器を使っての歩行訓練を実施。
歩行距離が伸びてくると、居室と食事のテーブル席までを車椅子ではなく、フロアスタッフの介助のもと、歩行器で移動する練習をはじめました。
最初は昼食時だけでしたが、毎食事になるなど、生活の中で少しずつ歩行の機会を増やしていきました。
今も週1回の個別リハビリを続け、スタッフの見守りのもと、フロア内は歩行器で歩かれるようになられました。
次はホーム内を歩行器で移動できるようになるのが目標です。
スタッフ全員で考えご入居者の思いをサポート
ローズライフ京都では、皆さんが揃ってのリハビリテーションを行うことはありません。
ご入居者の思いをかなえるだけでなく、その先の暮らしやすさや喜びまで、スタッフ全員で考え、改善を加えながらサポートしています。
個別ケア、個別リハビリを丁寧に心を込めて行うことで、ご入居者がご希望される生活の実現を目指します。
ご入居者さまのご希望に沿いながら、身体能力を回復いただくことで、スタッフにかかる介助業務の負担軽減に繋がり、より寄り添う介護の実現が出来ると考えています。