介護業界 嚙み砕き知識・ニュース

コーディネーターの仕事

病院での経験から

私は㈱クオレの「シニア住まいる相談センター」の相談員をしています。

かつて看護師の仕事をしながら5年間ほど病院の退院コーディネーターとして患者様やご家族様に退院支援や施設のご紹介などをしておりました。
本人様に退院先の希望を聞き、御家族様と相談し自宅への退院が可能かどうかを検討する業務です。
一旦、介護施設でのリハビリを受けて自宅へ帰る方、
自宅での生活は難しいとの判断で介護施設への入居を検討する方、
等のコーディネートを、担当のケアマネジャーやリハビリ担当のセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の意見を取りまとめ、医師とも相談し退院へ導いていくという仕事です。
 
自宅退院を希望された患者様が、自宅へ出向き安全安心に療養生活が送れるのか、患者様のトイレ動作、入浴動作、ベッドへの上り下りなどのシミュレーションをして頂くこともあります。
 
例えば、身寄りの無い方の支援では、患者様の代わりに入院生活に必要な物品の購入や、家にあるものは自宅まで取りに伺うなど、患者様やご家族様がいらっしゃる場合は、そのご家族様との間で大きな信頼関係を築かなければ出来ない業務だったように思います。

施設を勧める場合は

では、自宅療養が難しくなってしまった患者様にお勧めする施設とはいったいどういう場所なのでしょうか。
介護付有料老人ホームは、「24時間の見守りがあるから、少しお金はかかるけど安心ですよね」と御家族様にも説明させていただいてました。
 
しかし、施設のサービスに関する説明は控えるようにしました。
私的な意見にもなりますし本人様や御家族様が納得して入居を決定して頂きたいからです。
そこで、施設の特徴や入居初期費用、月額費用などは施設へ御家族様をお連れして直接お話しをしていただいて、入居への検討をして頂きました。
 
子供は親を看るのが当たり前、施設なんかに入れるのは親不孝者・・・
の観念があるのか、施設の入居案内をするとなぜか「親が可哀そうで」、「施設で良いのかしら」とおっしゃる御家族様が多かったように思います。
 
ご主人の介護を懸命にこなされ、どんどん身体が疲弊し体調をくずされた奥様もおられました。
在宅介護を経験すると、仕事との両立や老々介護は難しく、施設入居の相談に来られるのですが、金銭面やサービスの内容などで意見を聞けば聞くほど、なかなか決定することが出来ないケースも多々ありました。
 
入居者様やご家族様が最終的に希望されるのは「終の棲家であり新しい家族のように、安心して笑顔で暮らせる場所」。そんな施設ではないでしょうか?
 

㈱クオレのホームとは

クオレの介護付有料老人ホーム3施設(西淀川・東淀川・門真)は、明るく、元気な若手スタッフとベテランスタッフが融合し、まごころを込めた介護を提供しております。
入居した本人様はもちろん、家族様が自分も施設に入るならクオレが良いと思っていただける施設をめざしております。
 
施設案内の際、施設長やスタッフのクオレの介護に対する熱い思いが伝わってきます。
クオレは平成9年の創業以来「利用者様・お客様の笑顔のために、すべてのスタッフの笑顔のために」を基本理念に掲げ、常にこの理念の実践に努めてきました。
また、平成21年より率先して「看取り」に取り組んできました。
 
施設は生活の場です。その延長線上にある看取りは極めて自然なこと。命ある限り死があることも当たり前と考えています。
そして、その人が望む最期をクオレは全スタッフが全力で支援します。
人生を全うされた人を「ありがとう!」で見送りたい。これがクオレの介護です。
 
介護は「人対人」です。
「自分の家族のように生活のお手伝いができたらと考え、皆様の笑顔のために頑張っている」。
そういったスタッフがいる場所が理想の施設だと思います。
 
コーディネーターとしていろいろな施設を見て、入居者様や家族様にも納得して頂ける施設をご紹介できるように頑張りたいと思います。
 

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